- 1 名前:ひよこ ★ mailto:sage [2020/02/27(木) 08:51:00.96 ID:CAP_USER9.net]
- https://mainichi.jp/articles/20200226/k00/00m/040/464000c
毎日新聞2020年2月27日 08時30分(最終更新 2月27日 08時30分) https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/02/26/20200226k0000m040465000p/9.jpg 棋士編入試験で合格を決め、対局を振り返る折田翔吾さん=東京都渋谷区の将棋会館で2020年2月25日午後6時30分、丸山進撮影 将棋のプロ棋士を目指す元奨励会三段で将棋ユーチューバーのアマチュア、折田翔吾さん(30)の棋士編入試験第4局が25日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、折田さんが棋王戦挑戦者の本田奎五段(22)に161手で勝って3勝1敗とし、最終第5局を残して合格を決めた。4月1日付でフリークラスの四段となり、順位戦以外の棋戦に出場することができる。 「ユーチューブをやっている個性を生かして、プロになっても自分の色を出していきたい」。同じ編入試験を受けプロ入りした今泉健司四段(46)に続き、また一人、異色棋士が誕生した。 小学6年の夏、将棋サイトの対戦にのめり込んだ。半年後には日本将棋連盟関西本部の研修会に入り、プロを目指す。スタートが遅かったため、研修会の上の奨励会三段に昇段した時は21歳になっていた。 プロへの最終関門・三段リーグ。半年間戦い、上位2人がプロ(四段)になる。10期在籍したが26歳の年齢制限で退会。「最初の頃はわくわくしながら指していたが、段々と通用しなくなった。退会が決まった時は、人生終わったなーと」 就職は考えず、得意のパソコンを使って生計を立てようと、将棋サイトでの対戦を「アゲアゲ将棋実況」としてユーチューブに投稿。ネット上で指導する将棋教室も始めた。チャンネル名は「社交的ではないので、『どこがアゲアゲやねん』とボケでつけた」と、そこは大阪のノリだ。 プロ公式戦で10勝2敗として編入試験の受験が決まると、「大勢の人に応援してもらおう」とクラウドファンディングを募り、1カ月で500万円以上が集まった。6寸の将棋盤を購入するなど、本番に近い形で準備した。「挫折を乗り越えて夢を目指す姿に励まされるというメッセージもいただいた。勇気を与えられる存在になりたい」【新土居仁昌】 折田翔吾(おりた・しょうご)さん 大阪府出身。居飛車でバランス重視の棋風。尊敬する棋士は中川大輔八段。「将棋も振る舞いもかっこいい」
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