- 347 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar mailto:sage [2008/04/16(水) 22:05:19 ID:8NUPMIgu0]
- そのとき、灰猫は意外な事を言った。
「受けシチュだけのゲームをつくれなだいろうか」 スタッフは戸惑った。 灰猫の計画を聞いたとき、誰もが不可能だと思った。 エロゲを料理に例えると、受けシチュは前菜、逆転はメインディッシュにあたる。 それを無くせと言うのだ。 日本でもまだ誰も試みたことがない、挑戦だった。 男たちは徹夜でシナリオをなんども書き直したが、納得のいく結果は出なかった。 受けシチュと逆転をひとつのシチュに共存させるのは不可能に近かった。 無理です。出来ません。 原画家は思わず叫んだ。 どうすれば逆転と受けシチュを両立できるのだろうか。 SEXを目的とするエロゲにおいて、逆転シーンなしで作成することは不可能に思えた。 誰もがあきらめかけていたそのとき、灰猫が言った。 「逆転なんてどうでもいいよ」 闇の中に光が差した。 灰猫の言葉に、スタッフ全員の血が騒いだ。 夜を徹しての製作作業が始まった・・・
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