- 410 名前:♯ C77レビュー1 mailto:sage [2010/01/14(木) 03:47:34 ID:c/urNvmj0]
- 規制解除されたみたいなので、あっちに貼ったのも纏めていってみよー
しろくま王国 : ふたり歩く音 高校生活最後の日々を淡々と過ごす1人と1人。 「これから」を信じていなかった長城、「これから」を信じられなくなった柏木。 そんな1人と1人が、ひょんな事から同じ屋根の下で暮らす事になり…。 今回一番心に響いた本、獣人系の本読んで涙出そうになったのは初めてだ。 バトルシリーズと良い、この人は本当にいい話を書く。 個人的な趣味で恐縮だが、中村一義という人の曲を聞きながら読んで欲しい。 曲の調子と歌詞の切なさがぴったりと合って心震わされた。 オススメは「金字塔」というアルバムに収録されている「ゆうなぎ」「生きている」 それぞれ挿入歌とエンディング曲だと思って聞いて欲しい、チョー泣ける。 真上犬太の錬金工房 : POTATO 〜Into the sky〜 もう3回読んだ。 すごくシンプルなラノベ、いやどちらかと言えばジュブナイルに属すると言った方が正しい。 変に凝ったシナリオにせず、主人公達の「飛ぶ」という一点だけに焦点を合わせ書き切った。 主人公がドラゴンである事にきちんと必然性があるのがいい。 オーソドックスなストーリーなのは否めないが、出来るだけ簡素に、短く整えられた文体と相まって 読後感は清々しくて気持ちよい、ちょっと癖になる感じ。 アルト初飛行部分の描写は超お気に入り。 自分が初めて自転車やバイク、クルマを運転したときのワクワク感を思い出させてくれた。 表紙や挿し絵はBTを描いてる絵師さんとのコラボなんだけど、正しく互いを補完、高め合う形で それぞれの持ち味を引き出していたと思う。 どういう理由でコラボが実現したのかは解らないが、今後ともこういった物書きの人と絵描きの人との タッグ、協力関係が様々な場所で実現していってくれたら嬉しい、と一読者として思う。 今後通販が予定されている様なので、ぜひ多くの人に手に取って欲しい一冊。
|
|