- 475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2010/06/30(水) 21:35:11 ID:ttt5AUOZ]
- 大学に入学して一人暮らしで自炊を始めたのですが、1年経ち、2年も経つころには
すっかり自炊熱も冷め、ほとんど外食か、ホカホカ弁当になっていました。 大学4年になったころ、また少々自炊するようになり、入学した頃に購入した 四角い2リットルくらいの缶入りサラダオイルが再び日の目をあびることになりました。 フライパンに油をチョット垂らしてみると、いやに茶色い。 「まあ、4年も経てばアブラも酸化するしなあ、まあ、火を通すからOKだよね」なんて 一人で納得して気にもとめず、そのまま使い続けました。 大学も卒業間近になって、ようやくそのサラダオイルも無くなりそうになってきて、 缶を大きく傾けなければ油が出ないようになってきました。 ある日、缶の口から油と一緒に、つぶ餡の小倉の皮のようなものが2〜3枚出てきました。 「ゴミでも入ってたかなあ」などどと軽く考えていたのですが、 次の日もまた次の日も、アブラを出すたびに、つぶ餡の皮がどんどん出てきます。 不信に思った私は、意を決して、サラダオイル缶の蓋全体を缶きりでキコキコと開けたのです。 その瞬間、目に飛び込んできたものは…百匹はいるであろう大小のゴキブリの大群。 まだ、半分くらいは息がある様子でウヨウヨとうごめいていました。 思わず手から滑り落ちた缶きりが、サラダオイルの中の大群の中に ぐちゃり と落ち、 少なくなったサラダオイルが、うごめく黒い影に ねちゃりねちゃり とまとわりつくのが見えます。 そう、私が使用していたサラダオイル缶は、4年の間にゴキブリの巣と化していたのです。 そして、つぶ餡の皮は、ゴキブリの死骸からもげた羽だったのです。 その事実を悟った時、一瞬にして顔面蒼白になったのを感じました。 そして4年間、ゴキブリエキスの入ったサラダオイルを食べ続けたことに 改めて気づいた瞬間…死ぬかと思った。
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