- 270 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2010/05/07(金) 02:23:59 ID:PH5Sqrl3]
- 大阪市が今後10年間の収支見通しで、2015年度にも財政破綻(はたん)状態の「財政再生
団体」に転落すると試算していることがわかった。景気悪化で税収が大幅に落ち込んでいる ためで、今後3年間の税収は昨秋の見通しより2千億円減り、10年後には2600億円の 収支不足になるとした。平松邦夫市長は一層の歳出削減を迫られるのは必至だ。 地方自治体財政健全化法に基づき、財政再生団体になると財政再生計画の策定が義務づけられ、 国の管理下で市民サービスの大幅な見直しなどを迫られることになる。 市は昨秋の試算で2011年度までの税収を2兆600億円と見込んでいたが、今年度予算では 1200億円減少すると下方修正。だが、市内企業の2008年度決算を分析したところ、業績 悪化が市の予想を超えており、さらに800億円落ち込み、1兆8600億円にとどまるとした。 今後、税収が伸びても生活保護費の大幅な増加も見込まれることから、2018年度に2600億円の 累積赤字になると試算。大幅な歳出削減に着手しなければ、2014年度には実質赤字比率が基準の 11.25%を上回って財政破綻手前の早期健全化団体となり、2015年度には同比率が基準の 20%を超え、財政再生団体に転落するとしている。 総務省によると、旧法(地方財政再建促進特別措置法)による財政再建団体は北海道夕張市のみ。 現在の地方自治体財政健全化法に基づく早期健全化団体、財政再生団体に転落した自治体はないが、 大阪府泉佐野市は今年度、早期健全化団体に転落する見通しという。 今回の収支見通しには、第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)の 二次破綻に伴う最大495億円の損失補償など未確定の要素は含まれておらず、実情はさらに厳しいと 見られる。 平松市長は昨年、職員給料の5%カットなど2009〜2010年度に688億円の歳出削減策を打ち出した ばかり。敬老優待乗車証の有料化案など一部の削減案は、市議会の反対で暗礁に乗り上げている。 (島脇健史) www.asahi.com/politics/update/0716/OSK200907160061.html
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