- 381 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2020/10/19(月) 21:53:16.37 ID:q8SXE8e1.net]
- 人口移動、コロナで西高東低 愛知はトヨタ減産も響く
(データで読む愛知) 新型コロナウイルス下で大都市圏の人口移動に差が出ている。総務省によると、愛知県では2020年1〜8月に県外への転出者が転入者を上回った。 感染防止のため企業が人事異動を減らしたり、トヨタ自動車などが生産調整に伴い期間工の採用を一時抑えたりした影響とみられる。大阪府と福岡県は前年同期の2倍前後の転入超過だった。 総務省の人口移動報告によると、愛知の1〜8月は累計で計4276人の転出超過(前年は2065人の転入超過)。8月に限ると、超過幅は377人と全国で4番目の大きさだった。 コロナで経済活動が縮小した影響を大きく受けた。 愛知は東京と大阪に挟まれた「支店経済」のうえ、車や機械といったものづくりの拠点が多い。東京でコロナの感染者が急増し、今春は大企業を中心に地域間の人事異動を縮小する動きが相次いだ。 愛知では採用抑制もあり、求人倍率の低下が続く。 愛知労働局によると、8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍と、2カ月連続で全国平均(1.04倍)を下回った。トヨタなどは減産に伴い期間工の採用を一時見合わせた。こうした動きは愛知に新たに引っ越す人の減少につながる。 1〜8月の人口移動をみると、県内への転入者数は累計8万9934人で前年比10%減った。転出者数も9万4210人で3%減だったが、転入の落ち込みが大きく全体を押し下げた。 県内在住者では2月に新型コロナの感染者が初めて確認された。その後、新規感染者数の伸びはいったん沈静化し、7月下旬から再び拡大傾向をたどった。8月、県は独自の緊急事態宣言を出し、名古屋市内の繁華街にある飲食店に営業時間の短縮などを求めた。 中部圏では岐阜、三重県とも1〜8月は前年同期と同じく転出超過で、超過幅は各5512人、3853人だった。 全国の大都市圏では愛知で転出超過が続き、東京も直近で離れる人の方が多い。大阪と福岡で転入超過が進む「西高東低」の傾向がみられる。 コロナの感染者数が多い東京都は5月に現在の調査手法になってから初めて転出超過を記録。1〜8月の累計では4万6159人の転入超過だったが、超過幅は前年同期から4割ほど減った。大阪の超過幅は1万2510人で、前年同期から2倍近くに。福岡も4866人と2.6倍だった。 企業ではテレワークをはじめ新たな働き方が広がり、東京から地方への移住の動きが生まれつつある。 トヨタの国内生産も復調するなど、企業活動は下期にかけて底入れの兆しがある。コロナがもたらした新たな人の流れにどう対応するか、自治体は新たな視点が求められる。 流入超の大阪と福岡、就職の受け皿に 新型コロナウイルス下で東京への移動が減る一方、大阪や福岡は周辺都市からの転入が愛知ほど細っていない。地元志向が強く、産業の裾野も広いことから就職や転職で東京に行かなかった人の受け皿になっているとの指摘がある。 直近のデータから強みが読み取れる。8月の大阪を除く近畿1府4県(滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山)からの移動者を見ると、東京に向かった人は前年同月比18%減り大阪へは1%増えた。 九州も地元志向は強い。8月に福岡を除く九州6県(佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)から福岡へ入った人は減ったものの、減少率は4%どまり。 東京への移動が11%減だったのに照らすと、相対的に人の流れがあったことがわかる。 愛知を除く中部2県(岐阜、三重)では同時期に東京への移動が6%減に対し、愛知への移動は14%も減っていた。
|

|