- 923 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2018/05/24(木) 18:58:11.59 ID:a8UvrKvv.net]
- 田村秀(たむらしげる)著「自治体崩壊」より
(田村秀=北海道出身。東大工学部卒。自治省(現総務省)勤務後行政学者) 大阪と名古屋はどうなるのか 「 東京をどうするのか、という問題と併せていわゆる三大都市圏の一角を占める、大阪や名古屋についても考えておく必要があるだろう。 大阪市については既に述べたように区単位でみれば消滅可能性都市に分類されているところもあり、 生活保護率や犯罪発生率の高さに象徴されるような経済的な格差の問題が大きく、ある意味では大阪固有の問題を数多く抱えているということになる。 それだけに閉塞感を一掃してくれるのではないかと、橋下氏らが掲げる大阪都構想に期待をする向きも依然として少なくはないのだが、 いずれの問題も統治機構の形を変えればどうにかなるようなものではない。 この点については、拙著『暴走する地方自治』(ちくま新書)や『改革派首長はなにを改革したのか』(亜紀書房)などで再三指摘したが、 単に東京の「猿真似」をして、今の大阪市を解体し、中途半端な自治体としての特別区に分けたところで経済問題が解決するような生易しいものではない。 大阪府をはじめとする近畿各府県の一人当たりの県民所得の順位は滋賀県を除き軒並み下がり続けている。 もはや、天下の台所といった過去の栄光はこの際忘れて、関西、そして大阪という地方の再生に向けて独自の道を歩むべきではないだろうか。 また、東京圏以上に災害に対する脆弱性も指摘されている。 大阪府庁の一部を移転した旧大阪ワールドトレードセンタービルディングは津波の危険性も高く、特に大阪市はゼロメートル地帯も少なくないことから、 大阪市の人口をむしろ分散させるといった政策も必要ではないだろうか。 東京圏における23区への一極集中と同等かそれ以上に、関西圏における大阪一極集中の問題を何とかしなければいけないのである。」 (つづく) ※ 大阪がIRやインバウンドや万博で、都市ではなく観光地として生き延びようとしているのは正しいってことだな。
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