- 189 名前:ニなる。同社の加藤義人執行役員は「東京・練馬より名古屋の方が都心に早く出られ、
営業に便利」と強調する。三菱東京UFJ銀行の試算では、名古屋圏の再開発プロジェクトは現 在87件、約1兆9000億円にのぼる。 名駅が人を呼ぶ「引力」は、発展が停滞していた地区にも及ぶ。雑居ビルや風俗店が多い名駅 西側に、飲食店ビルやホテルの進出が目立ってきた。「3年前は3.3平方メートルあたり200万円だ った土地が今では600万円になった」(地元不動産会社)。リニア新駅の用地取得交渉や測量も 進み、愛知県警も「暴力団などによる工事の不当な介入がないか警戒を強めている」(幹部)。 繊維街としてにぎわった「長者町」地区(中区錦2)でも、再開発ビル建設と、そこを拠点に民泊 や周辺の古いビル活用などを進めるまちづくり会社の設立構想が進む。構想に携わる「錦二丁目 まちづくり協議会」の堀田勝彦会長は「名古屋の再開発余地は名駅西口と錦。チャンスは大きい」 と語る。名古屋市も名駅や栄を回るバス高速輸送システム(BRT)の検討を始めるなど、市域全 体で再開発機運を後押ししようとしている。 「大いなる田舎」と揶揄(やゆ)される名古屋だが、待機児童ゼロ、通勤時間も比較的短いなど、 実は住みやすい街ともいえる。英人材会社、ECAインターナショナルの「住みやすさ」ランキング でも東京(11位)を上回る7位につける。 法政大の小峰隆夫教授は「名古屋に人が集中した方が経済効率や新たなサービス、職場の創 出につながる」と指摘した上で「名古屋がそのメリットを(より人口の多い)東京と競い合っていけば、 日本全体でメリットが生まれる」と語る。 一方、昨年12月、中部のまちづくりを話し合う国土交通省の有識者委員会では、将来を懸念す る声が相次いだ。 特に目立ったのが、自動車産業に支えられた名古屋圏の優位性が、人工知能(AI)や自動運転 などの登場で崩れるという指摘だ。デンソーは東京の研究開発拠点を増強し、トヨタ自動車は米シ リコンバレーに拠点を設立した。名古屋発祥のIT企業、メディアドゥも14年に東京に本社を移してい る。発展持続には最先端の技術者を引き付ける力も街に必要となる。 名駅と並ぶ二大商業地、栄の活性化も課題だ。中日ビルの建て替えが明らかになり、丸栄など を持つ興和グループは「地下街も含め一体で開発を進めたい」(三輪芳弘社長)と前向きだが、名 駅に比べスピード感は弱い。民間投資が進まないなか「名駅はミニ東京。栄こそ名古屋の顔で人を 呼べる。行政がもっと活性化にコミットすべきだ」(名古屋学院大の江口忍教授)との声もある。活力 維持のためには官民挙げた一層の知恵と努力も必要になっている。 ■名古屋の街はどう生まれ変わるか(名古屋駅前の高層ビル) http://www.nikkei.com/content/pic/20170105/96958A9E93819496E0EA9AE2958DE0EAE3E0E0E2E3E49EEBE3E2E2E2-DSXMZO1130310004012017940M01-PN1-3.jpg http://www.nikkei.com/content/pic/20170105/96958A9E93819496E0EA9AE2958DE0EAE3E0E0E2E3E49EEBE3E2E2E2-DSXMZO0886129027102016L91001-PN1-3.jpg [] - [ここ壊れてます]
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