- 412 名前:名無しちゃん…電波届いた? [2017/10/08(日) 22:05:06.52 .net]
- ――そういう問題はほとんど知られていませんね。
その理由の1つは、カモにされる人たちが納得してお金を払っていることです。 盗聴器の捜索は1軒3〜5万円が業界の平均的な料金で、当社の場合も基本料金が2万円、プラス1部屋1万円という設定です。 ただ、盗聴器の捜索に決まった値段があるわけではないので、50万円でも100万円でも支払う本人が「それでいい」と思えば、被害者は存在しないわけです。 また、メディアも統合失調症のことは扱いたがらないのです。たとえば以前、東京から新聞記者が取材に来て、 当社の依頼者だった統合失調症の女の子と一緒に1日取材を受けたり、また別の新聞記者と一緒に精神医療の施設を色々回ったりしましたが、 いずれも記事になりませんでした。現場の人が熱心でも「上の判断」でストップが入るのです。 ――メディアが精神疾患の問題をあまり報じないのは、偏見を広めないようにとの配慮だと聞きますね。 僕もそれは仕方がないとも思うのです。5分や10分のテレビ番組や数段の新聞記事で扱っても、 読者や視聴者に統合失調症のことを正しく理解してもらうのは難しいでしょうから。 ただ、僕が活動を通じて気づいたのは、世間の人たちは統合失調症に「無理解」なのではなく、「無関心」であるということです。 たとえば今、うつ病の人に「がんばれ」と言ってはいけないことは誰でも知っていますが、それは誰もがうつ病に関心があるからです。 一方、統合失調症は100人に1人がかかると言われるほど多い病気なのに、世間の人たちにほとんど関心を持たれていません。 一番いいのは、世間の人たちが統合失調症の問題に関心を持つことにより、何かが動き出すことだと思います。 扱いにくい問題とはいえ、メディアが扱わないといつまでもこのままです。
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