- 1 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/04(土) 00:57:26 .net]
- 第1回 「宇宙船は魔術で飛んでいる」
宇宙人の宇宙船は、魔術を用いて飛んでいる。
それは物理法則を超越した存在である。
科学的には、宇宙人が地球に来られないことは証明され
ている。何万光年も離れた場所にいる宇宙人が地球に
来るためには、光よりも速く飛ぶ宇宙船を作らねばならず、
そんなことは不可能だからである。だが、世界中で空飛ぶ
円盤の目撃例や、宇宙人に誘拐された被害者は多数存在
する。この事実を説明する方法はひとつしかない。
宇宙人は非科学的な方法で地球に来ているのである。
宇宙人の宇宙船には、内燃機関が存在しない。内部の
環境を保つ設備には科学技術が用いられているが、宇宙を
飛ぶための動力源には魔術を用いている。魔術というと、
何か悪魔的なものを連想させるが、それは必ずしも邪悪な
ものとは限らない。人の精神力（いわゆるサイコキネシス）や、
信仰がもたらす神の力（福音）など、科学技術によらずに
物体を動かす方法を指すものと理解してほしい（中には、
邪悪な存在の力によっている場合もあるだろう）。
かつて、アメリカ政府が宇宙人と密約を結び彼らから技術の
提供を受けようとしていた事実はよく知られている。
だが、その密約から具体的な成果は生まれなかったようである。
宇宙人の魔術を科学研究に活かすことは難しく、まして軍事兵器に
活用することは不可能であったのだ。
- 2 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/04(土) 01:08:49 .net]
- 第2回 「地球人に憑依する宇宙人」
宇宙船に乗らずに地球に来ている宇宙人も存在する。
彼らは、精神のみの存在で地球にやってきて、目を付
けた地球人に憑依する。憑依の程度はさまざまであり、
憑依された瞬間に心も体も完全に支配されてしまうこと
もあれば、憑依体の精神には干渉せずに留まっている
ものもある。中には、憑依される地球人の同意の上で
一心同体となるものもいる。
なぜ宇宙人が憑依という手段を使うかといえば、肉体を
伴って地球に来るよりも安全で安上がりだからである。
実際に宇宙を移動する以上、事故はつきものであるし、
地球で有害な細菌に感染する可能性も高い。費用も
高額である。精神のみで地球に赴けば、これらの問題に
縛られることなく長期間滞在することができるのである。
- 3 名前：＠株主 ☆ ◆MICHY/qrJk mailto:sage [2010/09/04(土) 01:24:49 .net]
- あっそ
- 4 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/04(土) 01:39:57 .net]
- 第3回 「空飛ぶ円盤の目撃例が減少した理由」
リーマン・ショック以降、不況の波は地球を超えて全宇宙に
拡大している。庶民は宇宙旅行をすることができず、結果と
して地球における空飛ぶ円盤の目撃例は急速に減っている。
イギリス政府の調査委員会の報告によれば、1990年代までは
世界各地で空飛ぶ円盤の目撃情報が多数存在したが、21世紀に
入ってからは激減しているという。特に、2008年以降はその傾向が
顕著であるという。この事実に関して、地球上のどの組織も分析を
行っていないが、不況の波が他の惑星にまで押し寄せ、結果として
庶民が宇宙旅行のような高価な消費を抑えているためなのは
明らかであろう。
- 5 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/04(土) 02:12:15 .net]
- 第4回 「2010年府中の旅」
2012年に人類が滅亡するという事実はよく知られている。
しかし、その際には宇宙人が救助に来てくれるので、助かる
道は残されている。
だが、宇宙人とて慈善事業で助けに来てくれるわけではない。
それどころか営利目的であり、高額な救助費用を請求される。
宇宙人は、巨大な宇宙船で東京都府中市に降り立ち、事前に
乗船チケットを購入した地球人のみを乗せて飛び立つのである。
現在、チケットの先行予約を「ぴあ」で受け付けているが、雑魚寝の
3等船室でも大人一人で片道1000万円という高価格である。しかも、
今後巨大災害が頻発し人々の関心が高まれば、需要が増したチケットは
さらに高価なものになると思われる。
格安航空会社が、費用を抑えた救助プランを発売することも考え
られるが、庶民が気楽に買える値段に落ち着くことはまずないであろう。
また、格安プランではコスト削減のために移動中のサービスは殆ど
提供されず、辛い旅路になることも予想される。ある惑星の滅亡から、
格安航空会社の救助プランで逃れた宇宙人Aさん（35歳）のインタビューを
ご覧頂こう。
「私の住んでいた星が滅亡したのは5年前です。就職してから貯めたお金を
全て救助費用に使う破目になりました。乗船して与えられたスペースは
一人半畳。一畳に二人で寝る計算です。プライバシーも何もありません。
風呂やトイレも数が足りず、みんな困っていました。船内での食事は自炊が
原則です。レストランもありますが、高いし、まずいし、その割に混んでいる
ので殆ど利用しませんでした。食材の購入には売店を利用するしかない
のですが、ここもぼったくりです。市中価格の5倍以上です。みんな怒って
いましたが、他に選択肢は無いし、船員は武装しているので我慢するしか
ありません。1ヶ月近く乗船していましたが、ようやく新天地にたどりついた
時にはへとへとに疲れ果てていました。次に乗るときには、もっといい船に
乗りたいですね。」
- 6 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/05(日) 09:47:01 .net]
- 読んでないけど支援
- 7 名前：名無しちゃん…電波届いた？ mailto:sage [2010/09/05(日) 14:09:27 .net]
- 第5回 「宇宙人が語る宇宙の秘密」
今回は、宇宙人に未知の宇宙の秘密について語ってもらった
インタビューをお届けしよう。相手は、銀河系外の惑星からやっ
てきた宇宙人Bさん（42歳）である。
─本日はよろしくお願いします。初めに、貴方の住んでいる星に
ついて教えて下さい。
「私の星は、太陽系から3万光年離れたところにあります。大きさは
地球の約半分で、一惑星一国家です。政治体制は社会民主主義で、
公正な選挙で選ばれた政府によって統治されています。住民はタコの
ような姿をしていて、脳が発達しているので頭だけが大きいです。
今回は精神のみで地球にやってきて、地球人の姿を（勝手に）借りて
います。」
─ありがとうございます。貴方の星の科学や魔術はどのくらいの水準
まで発展しているのですか。
「宇宙旅行は個人単位でも可能なくらいに、宇宙船の低コスト化が進んで
います。近距離の移動にはガソリン製エンジンの船が使われますが、
遠距離用には魔術─私の星の場合は、神への信仰によるもの─で動く
船を使います。ただ、このタイプのものはまだまだ一般人が購入できる
値段ではありません。近年、科学と魔術のハイブリッドエンジンを用いる
船が発売され、普及の兆しを見せています。一方で、若者の宇宙船離れが
起こっていて、特に都市部では宇宙船が売れないという現象も見られます。」
─なぜ、地球では宇宙船を安く造ることができないのでしょうか。
「それは、物理学の根本が誤っているからです。宇宙にはエーテルが満ちて
います。ところが、地球では20世紀初頭にこのエーテル宇宙論を否定する
学説が主流になってしまいました。私の知る限り、エーテル宇宙論を否定
しているのは全宇宙で地球だけです。地球には宇宙語を解する人がほとんど
いないので、宇宙語で書かれた論文を読むことができず、この誤りが修正
されることなく今日に至っています。エーテルの構造を理解すれば、低コストで
宇宙船を造ることができます。」
- 8 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/12(日) 07:24:49 .net]
- 第6回 「歴史に名を残した宇宙人」
宇宙人はこれまで人類の歴史に度々介入し、大きな影響を与えてきた。
正体が宇宙人であった歴史上の人物は次の通り。
・劉邦
前漢の初代皇帝。UFOに乗って項羽と戦った。
・イエス＝キリスト
救世主。その正体はクリプトン星人であった。
最後はクリプトナイト製の十字架に縛り付けられ処刑された。
その後アメコミのお約束で復活したとされるが、現在に至るまで行方不明。
現在も高い人気を誇り、世界各国に多数のファンが存在する。
・ロナルド＝レーガン
米合衆国元大統領（在職1981〜1989）。政策決定に占星術を用いた。
また、経済政策はおまじないに基づいていた。
・鳩山由紀夫
日本国前首相。現役の宇宙人であり、存命。
- 9 名前：名無しちゃん…電波届いた？ [2010/09/14(火) 23:54:59 .net]
- バイストンウェル(仮名)は実在する
そう地球の内部は空洞なのさ
火星や金星も内部に文明が栄えてるよ
- 10 名前：名無しちゃん…電波届いた？ mailto:sage [2010/09/18(土) 13:58:04 .net]
- 第7回 「宇宙人による地球人誘拐とその対策」
宇宙人による誘拐は、今や深刻な社会問題となっている。
ある民間団体の調査では、毎年全国で５万人が宇宙人によ
る誘拐の被害に遭っており、その内の約半数は戻ってくるこ
とができない。彼らは、食料、奴隷、実験材料などとして拉致
されたものと思われる。残る半数の人々は戻ることができる
が、心身に大きな傷を負い、社会生活に重大な支障をきたす
状態となっていることも多い。
筆者は、都内のある私大付属病院を訪ねた。この病院では、
全国でも唯一の「宇宙人誘拐外来」を精神科に設置している。
近年、宇宙人誘拐の被害に遭う人々が激増し、被害者の心の
ケアが求められているためである。ここで主治医を務める沢尻
透博士（56歳）は、被害者数の増大に危機感を強めている。
「宇宙人誘拐の被害者が増え続けているのに、社会的にはそ
の事実がほとんど認識されていません。誘拐被害者に対して、
そんなことはありえない、妄想だという罵詈雑言を投げつける人
までいます。性暴力の場合には、被害者が第三者の心ない言動
によってより深く傷つけられることがあります。これをセカンド・レ
イプといいます。私は、宇宙人誘拐の被害の場合も同様のことが
成り立つと考えています。」
筆者はここで、何人かの被害者の話を聞く機会を得た。初めに
紹介するのは、一年前に誘拐の被害にあったAさん（42歳・男性）
のお話である。宇宙人誘拐の被害者が語る生々しい体験談であ
る。
「私は、宇宙人の手で脳にマイクロチップを埋め込まれました。
宇宙船に連れ込まれ、強制的に手術を受けさせられたのです。
四六時中、チップから奴らの声が聞こえてきます。奴らはチップを
通じて、私の一挙手一投足に命令を出してくるのです。それに従え
ば大抵のことはうまくいきます。しかし、逆らえばどんなこともうまく
いきません。こんなことが続けば、私は奴らの言いなりに動くロボッ
トにされてしまうでしょう。それが奴らの狙いなのです。チップだけで
はありません。奴らに協力する人間がいつも私を見張っています。
私が奴らの命令に逆らえば、あらゆることが失敗するように仕向け
てくるのです。この病院の中にも奴らのスパイがいて、私の治療を
妨害しています。」
沢尻博士は、Aさんのマイクロチップを取り外すことのできる外科
医を懸命に探しているが見つかっていない。博士にできることは、
カウンセリングと薬物治療によって宇宙人の声とそこから来るストレ
スを和らげることしかないという。
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