- 439 名前:踊る名無しさん [2005/11/14(月) 00:52:18 ]
- 昨日の夜だけ見てない私見なので恐縮ですが
ジェイソン・レイリー、情熱が伝わってきて良かったです。 特に1幕はフォーゲルの時より胸が熱くなりました。 バネも半端ではないですが、ジュリエットを見る目が時おり光っていたのが印象的でした。 ただ、三幕の薬飲んだジュリエットを抱えて踊る所は フォーゲルの方がはかなさ、痛切さが伝わってきて良かったと思います。 いずれにしてもそれぞれ感動があって印象的でした。 テンチコワは、アマトリアンのように少女的な無邪気な表情、閃きはないですが、 3幕のロメオの亡骸を抱いて慈しむ場面には優しさがあらわれていて泣けました。 こちらも違う良さがあったと思います。 あと、オルテガがゴーティエに刺した後、 本当に痛そうな抜き方をして冷たく笑ったのには肝が冷えました。 みんなが騒いでいる時にもいい具合に遊んでるという感じで、 この役柄に関しては、自分はイリよりもオルテガの方に懐の深さを感じました。 イリの松田優作的な死に方も良かったですけれどね。 ゴーティエは確かに太めではあったけれど、天性のパフォーマー的センスは感じました。 プリンシパルにはなれないと思うけれど、こういうバレエ団に1人は必要なタイプかと。
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