- 930 名前:承認済み名無しさん [2025/09/02(火) 13:42:38.33 ID:SQiV2O1b0.net]
- VisaとMastercardの決済革新:イーサリアムエコシステムを中核とした戦略的連携
VisaとMastercardは、ブロックチェーン技術を決済インフラに統合するにあたり、イーサリアム(Ethereum)とそのエコシステム(ステーブルコイン、技術標準、開発者コミュニティ)との連携を戦略の核心に据えています。両社は、イーサリアムを「未来の決済基盤」と位置付け、その技術的標準性と流動性を積極的に活用する方針を明確にしています。 1. 戦略の根幹:イーサリアム技術スタックへの適合 (1) 技術的互換性(事実上のEVM互換)の実現 Mastercard Multi-Token Network (MTN): 公式表現では「EVM互換」とは明言されていませんが、前身である「Web3 Jaguar Network」がEVM互換であり、MTNもスマートコントラクトの実行や既存のデジタル資産(ERC-20標準トークン)の利用を可能にすることから、事実上EVM互換の設計と認識されています。これにより、イーサリアムの開発者ツールや資産をシームレスに流用可能です。 Visaの技術基盤: 直接EVMを採用しているわけではありませんが、イーサリアムメインネット上で発行されるステーブルコイン(USDC)との統合を推進。実質的にイーサリアムの資産標準と技術を決済フローに組み込んでいます。 (2) ステーブルコイン(USDC)の決済通貨化 両社とも、イーサリアムを主要な発行基盤とするステーブルコイン(USDC)を、国際決済や企業間送金の手段として活用。 VisaはすでにUSDCを実際のビジネスで活用しており、オーストラリアやアフリカ市場などで、加盟店や企業間のクロスボーダー決済にUSDCを利用。従来の銀行送金より低コスト・高速での決済が可能です。 MastercardはMTN上でのUSDCやCBDC(中央銀行デジタル通貨)の相互運用を計画し、イーサリアム資産を決済システムの根幹に据える姿勢を示しています。 (3) パブリックチェーンとの接続性(ブリッジ)の構築 両社のネットワーク(Visa B2B Connect、MTN)は許可制のプライベートチェーンですが、イーサリアムなどのパブリックチェーンと資産・データを交換するブリッジ機能を視野に入れています。 これにより、規制順応性と効率性を維持しつつ、イーサリアムのオープンな流動性と開発者エコシステムを獲得するハイブリッドモデルを志向。 2. 各社の具体的取り組み ✅ Visaの事例 USDCを用いた企業間決済・国際送金を本格的に統合し、API経由で決済受入れ・送金機能を提供。 将来的には、ArbitrumやOptimismなどのL2上資産も決済に利用可能な環境整備を進めています。 ✅ Mastercardの事例 MTNを事実上EVM互換で構築し、イーサリアム開発者やプロジェクトが参入しやすい環境を提供。 CBDCやUSDCをMTN上で相互運用可能にする計画を推進。イーサリアム技術スタックを共通基盤として利用。 3. 背景と目的:イーサリアムを基盤とする理由 デファクトスタンダードとしての優位性 USDC、USDT、DeFiプロトコル、NFT市場の大多数がイーサリアムを基盤としており、最大の流動性と開発者エコシステムを有します。 コスト・速度課題の解決 イーサリアムL2の発展により、決済コストは数円以下、速度は数十秒まで短縮。Visa/Mastercardはこの技術を自社ネットワークの効率化に活用。 新たな収益源の創出 プログラム可能な決済やスマートコントラクトによる条件付き支払いなど、新サービス提供による収益多角化が可能。 4. まとめ VisaとMastercardは、イーサリアムと競合するのではなく、そのエコシステムに接続し、自社ネットワークを進化させる戦略を推進しています。MTNやB2B ConnectはL2そのものではありませんが、EVM互換とUSDC連携を通じ、イーサリアムを核としたオープン金融(DeFi)と伝統金融(TradFi)の橋渡し機能を果たしています。 VisaはUSDCをすでに実ビジネスで活用しており、国際送金や企業間決済の効率化が進行中です。最終目標は、消費者や企業が意識しないバックエンドで、ブロックチェーン技術により決済コストを削
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