495 名前:ドレミファ名無シド mailto:sage [2010/10/26(火) 19:41:34 ID:XjtaWCB1] >>492 「根音省略形」というのは主に芸大和声(ドイツ和声)に出てくる考え方で、属七(ドミナント7th)や属九の「根音を抜いた和音」も、 ドミナント7thとしての役割があると考えようというものです。 具体的には、CMajの調でG7の代わりにB-(♭5)やB-7(♭5)を使う事が出来ます。 これによって、ベースの動きをより自由にしたり、 G7|C という『いかにも解決した感じ』とは違う解決を作ることが出来ます。 モーツァルトのピアノソナタ等を調べると、使い方の参考になると思います。 * 質問に出ている2つの和音ですが、まず1つめの♯W-7(♭5)は、仰る通りU9の根音省略形と考えるのがすっきりします。 例として、CMajの調でこの和音の構成音をみると F♯ A C E ですが、これの下にD(省略されていた根音)を足すと D F♯ A C E となり、D9の和音が出来ます。 D7はドッペルドミナントといい、その調のXの和音(この場合G)に強く結びつく性質がありますので、Cの代理ではなく、サブドミナントの一種と考えるとよいです。 C/E |F♯7(♭5)|G|C などとすると奇麗です。 が、構成音的には A-6の転回形とも考えられ、これはA-の一種として聞こえます。 F|G|A-6/F♯ なんてすると、まだ先があるけどひとまず決着という感じに聞こえます。(すこしギリギリです )