- 455 名前:ドレミファ名無シド mailto:sage [2010/08/30(月) 20:51:34 ID:7zYwpZXE]
- 「灰かぶりな魔法使い」
いつか素敵な王子様が 迎えに来るだなんてバカじゃない? 世間知らずのお坊っちゃんに 一体何がわかるっていうの 待ってるだけじゃダメだなんてね 言いたい人は言ってればいい いつかそのとき訪れるまで 息を潜めて爪を研ぐ ある日現れた魔法使い 「可哀想に。舞踏会に行きたい?」 一夜(ひとよ)の夢なら要らない ガラスの靴じゃ走れない 台所にはジャガイモしかないし ネズミはとっくに片付けた 困り顔の彼女見てにっこりと笑う ねぇあなたの弟子にしてよ 可憐な声溶かした薬 一途な乙女に足をあげた 小さな沫(あわ)が浮かぶ波間 一人そっと涙溶かした 気付けば悪い魔女とののしられ 理由も聞かず乗り込んでくる 十把一絡げ勇者気取りは 皆ことごとく返り討ちにした 上辺だけ見て知った風に あの子の覚悟も知らない癖に 願いはその手で掴むもの でもねチャンスをあげる どう生かすかは全部あなた次第 あらいたのいつかの王子様 この足に合う靴を持ってきてくれたら 話くらいは聞いてあげる 一夜の夢なら要らない ガラスの靴じゃ走れない ハッピーエンドは人それぞれでしょう? 大きいトカゲから姫を 救いだし得意気ね微笑ましく 眺めてまた次の誰かの元へ 置いてきぼり灰まみれ泣いてる 女の子どこかで見たような 「可哀想に。舞踏会に行きたい?」
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