- 824 名前:ドレミファ名無シド mailto:sage [2008/08/28(木) 05:25:05 ID:9UsimDMX]
- 連投すまん
>>トニックから順番にスケールの音を弾いたときは違いがわかるんですが、曲の中での違いがわかりません この疑問は当然だと思う。 なぜなら旋律にしろ和声にしろ、いつでもトニックから始まるわけではないのだから。 長調を、イオニアとフリギアの複旋法だとみなす考えが(白水社の『和声の歴史』かなんかで、考えすぎでしょう、と釘を刺されてたが)が希に出るのも無理はないと思う。 ただ理詰めで考えるとミから始まってミで終わるような旋律はフリギアとしかいいようがない。しかし、その旋律はまさに構成音を同じくすることによって、逆にいえば非固有音が出てこないことによってハ調の和声進行と共存できてしまう。 そして、その旋律がフリギアを感じさせるかというと、単体ならそうでも、和声の中では根音の動きに回収されてしまって、ハ調にしか聞こえなくなってしまう。それが根音がまさに主導権をもつということの意味だと思う。 当たり前だが調性の中でいくら旋法を弾いてもそれは旋法に聞こえない。 同様に長調の中でいくら短調のフレーズを弾いても短調には聞こえない。
|

|