- 1 名前：カタログ片手に名無しさん [08/01/02 22:36 ID:wEZ2rTWs]
- 予想してみてください。
- 71 名前：カタログ片手に名無しさん mailto:sage [08/02/12 00:50 ID:???]
- >>63
ﾏｼﾞﾚｽしておくと、それはある。
いわゆる「被害者なき犯罪」というやつ。
殺人や窃盗といった被害発生の構図が明確な犯罪と異なり、
個別具体的な被害が発生していない為に、一見被害者が存在して
いないかのように見えるが、社会道徳的に許容されるべきでないとの
理由を禁止・取り締まりの根拠とする行為の事で、売春、賭博、
麻薬、堕胎、それにポルノなどが例として挙げられる。
（したがって当然その内容は、国民性や時代背景等の社会的
要因により、少なからず異なったものとなる。）
無論そのポルノには児童ポルノも含まれるが、ただ問題は「児童」ポルノを
「成人」ポルノに比べ厳しく取り締まるべき根拠が薄弱であるという点。
上で述べたように、（子供自身に具体的な被害が発生するような状況は別として、
そうでない限り）社会通念、そしてその社会を構成する国民一般の道徳感情に
対する侵害が問題となるのである以上、直接行為の対象となった人間の年齢
その他の社会属性のみを理由に犯罪成立の可否が左右されるのは
不自然であると言える。
（かつて存在した尊属殺、いわゆる親殺しの重罰規定はこの点で
興味深い考察対象となるが、長くなるのでここでは割愛。）
長くなったので、以下続く。
- 72 名前：カタログ片手に名無しさん mailto:sage [08/02/12 00:51 ID:???]
- ↑上からの続き。
違法性や情状酌量の面では影響を及ぼすかもしれないが、それも撮影者等の
直接の行為者に関する事であって、それ以降の流通や、まして所持者の
処罰根拠とするには無理がある。
処罰論者の感覚的には、強姦や強制猥褻の規定から類推して、
子供は未成熟で判断能力に欠けるから撮影等の行為に対して
承諾があったとしてもそれは無効、だからより重く処罰すべきだ、
とやってしまいたいところなんだろう。
しかしそれはあくまで子供本人の身体や貞操に対する侵害や
危険に対する処罰規定であって、子供自身に具体的な被害が
発生していない（＝上で述べた「被害者なき」）犯罪にその概念で
当たるのは、処罰の範囲を不当に拡大する危険な思想であると
言わざるを得ないだろうね。
反論はコピペや罵倒以外を希望。
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