- 71 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい@\(^o^)/ mailto:age [2016/07/25(月) 02:57:01.99 ID:41aF7Q550.net]
- >>57 A-78『カエルレウム』
おれがこういうロボットものが好きだというのもあるがレベルが高いと思う。 あやしい行動をするロボットは興味を引くし、セリフも短くまとめて練ってある。 説明部分も飽きないようにしてある。SFという舞台の良さでもあるが。 絵もうまい。全体的に話はラストまでさわやか。 というわけで改善の方法となるとぜいたくを述べることになるが、 やはり枠組みを壊して欲しかったかな。 「これはSFの古典の短編の漫画化だよ」と言われると「ほう、そうか」と思えてしまう感じなので、 もっと飛びぬけた展開で古典感を脱して欲しかった。 ラストで惑星の環境改善のスピードがずっと縮まるというおとなしさを変えるとか。 漫画的にはもっと派手にしないのかなと思った。 A-Rがあやしくダクトを這い回ったり、身体能力のすごさ、アクションを見せたり、 その手がかりを追うシグマとか、爆発や事故とかないのかなと思ったが、 それはハリウッド映画びいきの考えなのかもしれない。 マリコの妊娠がA-Rの行動のきっかけになる天啓だというのはすごくいいのだが、 この研究所では毒砂のせいでめったにないことではあるが、 普通の研究所では恋愛、妊娠は珍しいものでもないと思うし、 A-Rの決心のきっかけは大事なのでもう一掘りあるといいんじゃないか。 絵がつくと違うのかもしれないが、それほど雨が活かされていない。 会社の悪さについては「不正をしている」など、すごく簡単に済ませた点が残念だが、 そこを丁寧にやりはじめたら非常に大変になるのでしょうがないのかもしれない。 終盤の「機械ですから」のセリフはちょっと弱いと思った。 (続く)
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