- 751 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい [2006/02/22(水) 06:07:02 ID:DWY9kjna0]
- >>746
仲間と師の無惨極まる死に様を見て 虎眼邸から命からがら逃げ出した金岡雲竜斎は、 そののち、剣を捨てた。 名を金玉雲国斎と改め、 流れた先の隣領で小さなうどん屋を開いた。 出家したつもりで、一心に 小麦粉を練り、出汁を取り、麺をゆでる。 ときおり師匠のうどん玉を夢に見て、 冷や汗を流して飛び起きる夜もあったが もとが器用な男のこと、やがて 小ぎれいな給仕も雇えるほどになり。 別人として小さな幸せを掴んだかにみえた。 が、そんなことで逃げ切れるほど甘い 虎眼流ではないのであった。 <つづく>
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