- 201 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい mailto:sage [2005/10/05(水) 23:56:07 ID:ionoc5CN0]
- 核分裂は中性子がウランに当たることによって起こります。
このとき、中性子の速度はある程度遅い方が核分裂が起きやすいのです。 水は大量にあれば遮蔽材として機能しますが、さほど大量になければ (というか水の層がさほど厚くなければ)反射材や減速材として機能します。 その名の通り、中性子線を反射したり減速したりします。 デブが通る前は、ビーカーから放出されていた中性子は速過ぎて、核分裂は起きませんでした。 しかしデブが通ったとき、デブの体で減速された中性子が向かい側のビーカーに飛び込んで、 臨界反応を起こし、瞬間的に大量の中性子線が放出されたのです。 よってデブは死にました。 そのままで臨界反応が維持できるほどビーカー内のウラン溶液の濃度は高くなかったので、 デブが床に倒れたら臨界反応も止まりました。 これが事件の真相です。 こんな死に方はしたくないものですな。 とはいえ皆さんは必要以上に怯える必要はありません。 僅かな減速材があっただけで臨界に至るような濃度のウラン溶液を放置すること自体 危険極まりない行為で、実際には行われないことです。
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