- 616 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい mailto:sage [2005/08/31(水) 11:49:27 ID:ez9sS6Wc0]
- ルーシーとの戦いから数ヶ月が過ぎた。
退院した私はナナとともにアパートを借りて生活している。 ナナは「パパの立派な奥さんになる」と張り切り、 私が出勤している間、家事全般を引き受けてくれている。 最初のうちは炊事洗濯ともに拙いものだったが、その上達度合いはめざましく 最近は「今日の夕飯は何だろうか」などと帰宅途中の電車の中で ナナの手料理を楽しみに思う自分に驚く程だ。 ルーシーと深い縁があった料亭の知り合いに教わっているのだという。 ナナには本当に感謝しきれないほど助けられた。今の私があるのもナナのおかげだ。 …だが、最近少し困ったことがる。どこから知識を仕入れてきたのか知らないが 「奥さんとして一人前になるには『夜のお勤め』もこなさなちゃいけない」などと言うのだ。 私が、どんなことかわかって言っているのか、と尋ねると 「わからないから、パパに教えて欲しいの」と言い出す始末。 まだ月のものも来ていないナナに対し、まさか行為に及ぶわけにもいかず、 「ナナがいっしょに居てくれるだけで私は嬉しいよ」と言って、その場は収めたが どうもナナは引き下がる様子はないようだ。 このまま放っておいたら、ナナは知り合いに聞いてまわるに違いない。 それは実にまずい。どうすればいいのだろうか…。
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