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山口貴由 シグルイ-SHIGURUI- 第二拾一景



305 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい mailto:sage [2005/07/10(日) 19:11:53 ID:Ltyz4zA20]
こんなのとか


●弓矢中心で戦っていた戦国時代

大きく主張するのは、こうした「常識」のほとんどは「軍記物」がネタ元、
そして「軍記物」で描かれた様子はあくまでも「物語」であって必ずしも出来事の実際を語っているのではない、ということです。

実のところ、源平の時代から大坂城落城まで、日本の合戦とは基本的に遠距離戦を主体としており、
その主たる武器は弓矢であった、と著者は主張します。
その根拠としてあげるのが「軍忠状」などの戦功報告書に記された負傷者の傷の原因。
一例をあげると574名の負傷者中矢瑕・射瑕が496名86.4%、
切瑕は53名9.2%と圧倒的に弓矢で被った戦傷が多いというのです。

騎馬武者にしても、源平時代にはやはり弓矢を携えており、
時代が下って戦国時代では槍を持ち、それを下馬して用いるという西洋流に言えば「龍騎兵」のような戦い方をしていた。
白兵戦もなかったわけではないが、そこで重宝がられたのは刀ではなく鑓であったし、
鉄砲が持て囃されたのも弓矢に代わって遠距離戦に用いるのに格好の道具だったから、などなど。

まさに「教科書が教えない歴史」そのものの話が次から次に出てきて、知的好奇心を掻き立てること請け合い。
更に本書では、そうした「伝統の白兵主義」という虚像を、
なぜ旧陸軍はあたかも史実であるかのように声高に唱えるようになったのかまで話を展開しています。

www.kakurindo.co.jp/reading/2000-2001/report.2000-2001/011028.htm






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