- 932 名前:名無しの笛の踊り mailto:sage [2009/01/11(日) 20:08:36 ID:q22pIk0z]
- >>930
>これってロマン派以降の交響曲は飛躍的に複雑化して >すぐにぱっと書くのはどんなに才能があっても無理になったの? >逆にいえばモーツァルトの交響曲ってロマン派から比べたら単純な作りなの? ハイドンやモーツァルトの頃は初期の作品は交響曲といっても実質オペラの序曲だから中味は「別物」。 だから一曲の演奏時間も短い。 初期の交響曲は10〜15分程度が多い。 モーツァルトは数え方によるが40〜50曲あるけどCDだと全集でも10枚かそこらに収まる。 ベートーヴェンは9曲でも5〜6枚必要だしブルックナーだと同じく9曲(0番とかは除き)でも10〜11枚位は必要になる。 マーラーの交響曲第3番なんて一曲で95分超だからベートーヴェンの英雄を二回演奏出来る。 しかも時代を経るにしたがって編成もどんどん大きくなると音符も増えるからオーケストレーションにも時間が掛かる。 加えて現代に近づくにつれて技術的にも高度なテクニックが必要で難解になり聴衆にも嫌われる。 せっかく書き上げても演奏するのが難しくなりなか初演してもらえない・・・そういう悪循環が重なると筆も鈍ってくる。 二十世紀になると交響曲そのものがあんまり流行らなくなった。 でもホヴァネスとか60曲以上で結構多いし指揮者のセーゲルシュタムは200曲だか書いてるそうなw
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