- 618 名前:608&616 mailto:sage [2008/10/02(木) 20:38:49 ID:Drvp3vqj]
- ココと示している部分はEs dur(この作品の調のY度調)の属九4転根音省略・準固有和音・VnとVcのEs音は倚音。
次がEs dur属和音。さらに次の和音がc mollの属九4転根音省略。 次は(3拍目)VlaとCbを経過音ととらえて4拍目がg moll(すなわちこの曲の主調)の属七1転。 続けてc moll(この作品の調の下属調)の属九3転根音省略。 d moll(この作品の調の属調)の属九2転根音省略。 主調の属九4転根音省略。c moll(この作品の調の下属調)の属九2転根音省略。 最後がd mollの属七あるいは属九の1転。即ちこの作品の調のドッペルドミナント。 これはg mollで始まって2段目で属調にいったん転調する。 2段目5小節目はd mollの属和音でありつつg mollのドッペルドミナントという2つの役割を同時に果たす。 先程は細かく和音を割って説明したけれども、これは細かく転調しているととらえるのではなく、 3段目はすべて経過和音としてとらえるのが自然だと思う。 最後の小節をドッペルドミナントとしてとらえて、それまでの和音はそれに向かう経過として偶然出来上がったもの、 つまり偶成和音として和音進行を大きくとらえる、と。 注目してほしい点は3段目2〜3小節のVnとVc。 これはいわば、この作品の主調の属音の倚音を伴った保続音としてもとらえられるということ。 これによって経過的にどんどん和声を変えていっても音楽の安定した文脈が得られる。 あなたがいみじくも指摘されていたように等音程和音(つまりどの音も導音になり得るし七音、九音になり得る)の 特性をうまく利用していると僕も思う。 減七の響きは緊張しているし、それがこの作品の雰囲気を出すのに一役買っているんだろう。
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