- 9 名前:名無しの笛の踊り mailto:sage [2007/11/18(日) 00:52:46 ID:75ps9wGf]
- ライナーノートより
ルービンシュタインとの「ピアノ協奏曲第2番」のレコードが大変好評だったので、 RCAは「第3番」の方も録音を計画し、実際にセッションまで組んだ。 この曲は演奏会で取り上げる予定がなかったので、録音のために特別にリハーサルを行うことになった。 第1楽章に入ってしばらくしてから、ルービンシュタインは大きなミスをした。 「第2番」と違って「第3番」は、ルービンシュタインのレパートリーではなかったのである。 ライナーはオーケストラを止めて、指示を与え少し前から演奏させた。 ルービンシュタインは同じ箇所に来ると、もう一度同じミスをした。 ライナーは、今度は何も言わずに、もう一度繰り返させた。 明らかに気が立っていたルービンシュタインは、やはり同じ所でもっと派手にミスをしてしまった。 ライナーは指揮棒を置き、オーケストラに向かって、 「ピアニストが練習をするので、20分間休憩します。」と言った。 むっとしたルービンシュタインは顔を上げて、 「あなたのオーケストラはミスをしないのですか?」と尋ねた。 ライナーは一言、 「しません。」 ルービンシュタインは立ち上がって無言のままステージを去り、二度と戻って来なかった。 そして、ライナーが指揮をするなら、CSOからの出演依頼も断ってしまった程である。 RCAにはラフマニノフの「第3番」の冒頭15分のテープだけが残されていると言う。
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