- 917 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2017/07/26(水) 03:01:33.70 ID:ta3oLelA.net]
- 「グルーには愛が必要なんだ」 ― 大ヒット『怪盗グルーのミニオン大脱走』ストーリーのツボ
https://oriver.style/cinema/despicable-me-story/ 第1作『怪盗グルーの月泥棒』は、のちに『ペット』(2016)や『SING/シング』(2016)など ヒット作を多数生み出すイルミネーション・エンターテインメントの長編映画第1作だった。 いわば社運を賭けた挑戦にのぞんでいた、ポール&ドーリオをはじめとしたスタッフたちは、当時このように考えていたようだ。 「もう1本映画を作らせてもらえますように、って願ってたよ。 続編じゃなくてもいい、でも会社が映画を作らせてくれること、自分たちのやり方でまた映画を作れることを願っていたんだ。 『月泥棒』がシリーズになるなんて考えたこともなかった」 ドーリオはこう話しているが、それでも『月泥棒』のストーリーには大きな自信があったという。 「3人の少女と大悪党がお互いの人生を変えていくんだ。すごくいいストーリーだと思っていたよ」。 のちにスタッフたちは、『月泥棒』のメガヒットを受けてユニバーサル・ピクチャーズから続編の製作を打診される。 そこで二人は、第1作にシリーズを拡大するヒントが眠っていたことに気づいたというのだ。シリーズの2作目、3作目の展開をポールはこう説明する。 「“あっ、グルーには愛が必要なんだ”って思ったんだ。彼は父親になって愛情のひとつを知った、だから別の愛情が必要だってね。 そこで2作目の『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)では、彼とルーシーが恋に落ちるんだ。 3作目『ミニオン大脱走』も同じことだったよ。子どももいるし妻もいる、だけど彼がまだ知らない愛情がきっとあるはずだって。それが兄弟愛だった」 3作目『ミニオン大脱走』には、グルーの生き別れた双子の弟・ドルーが登場する。 そう、『怪盗グルー』シリーズとは、孤独だったはずのグルーが少しずつ家族と出会っていく物語なのだ。
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