- 1 名前:名無し物書き@推敲中? [2017/08/24(木) 00:28:56.17 .net]
- 私は、趣味で小説を書いていまして、
何点か書いてはみたのですが、通っている文芸教室では内容以前に 作風が明らかに歓迎されていないみたいです。 (通っている文芸教室は、大手出版社を少し前に定年退職した編集長の方です) 私自身悲劇がメチャクチャ好きで、「いかにラストが陰惨に見えるか」 そこに注力している訳ですが、「もっと救い(笑)を持たせろ」みたいな コメントばかりが飛んできます。 (それをしたら、この作品は全否定されてしまう) 後は、女性に対する暴力―早い話がレ〇プ描写或いはその類―を話の山場に書くことが多いです。 私はその被害者を、嫌悪感が先立つ以前にそのシーンをいかに美しく書くか、それを追求できるのは男性の書き手の特権と考えてまして。 この二点を、自分が書いている東洋系のオカルト・ホラー(超自然の要素は極力抑えて実質はサイコホラー)に落とし込むかみたいなことを考えて書いているんですが・・・ 「よく書けているけど、この陰惨さじゃ賞取れないよ」 (原稿用紙換算で840枚の投稿度外視で書いた作品なのに) みたいな感想ばかり見受けられます。 私には―後者の性描写以前に―アンハッピーエンドに対する物凄く強い拒否反応がある様に感じられてしまいます。 悲劇性の高い作品は、日本のエンターテイメント作品では、そこまで受け入れられないものなのでしょうか?
- 2 名前:名無し物書き@推敲中? mailto:sage [2017/08/24(木) 08:13:45.13 .net]
- セカチュー然り悲劇にも需要はある
比率の問題 人間劇を中心に悲惨がワンポイントで使われるのであれば構わないと思われる 感想を聞く限り悲惨の比重が重すぎてグロ画像を眺めるのに近い印象なのかもしれん
- 3 名前:名無し物書き@推敲中? [2017/08/25(金) 01:40:06.34 .net]
- >>2
>感想を聞く限り悲惨の比重が重すぎてグロ画像を眺めるのに近い印象なのかもしれん 残念ながら、完全な「グロ画像」になっちゃってます。 (て言うかそういうお話が好きなんです) 例えば、「中学生のいじめ問題」をテーマに小説を書けば、 被害者は絶対に女性。 (男に暴力を振るった所で、色気もロマンスも何も無くてつまらない) ファーストシーンで、主人公男性は被害者女性と出会う。 被害者女性は、殊の外魅力的な女の子であった。 お話の真ん中位まで、被害者女性と主人公は―今となっては絶滅危惧種な―「カラダ」の 出てこない恋愛―を行う。 (その間、その後のいじめに至る伏線だけは出しておく) その後は、主人公の周囲の人間がその子をいじめ始める。 主人公のすることは唯一つ、傍観者 (その子に対する暴力―勿論エロ有り―を読み手に伝えるだけの語り手)。 (主人公は決してその子を顧みない訳では無いが、常に保身が勝って結局何もしない) その後は、被害者女性に対する暴力描写が話の山場になる。 結局、主人公が混迷している間に最悪の結末を辿る。 エンディングは、一連のいじめ行為(て言うか犯罪行為)に加担していた子(いけない こととは思っていたけどオトナの事情によりやむを得ず加担)が 執拗な「ネットリンチ」と「良心の呵責」に耐えられずに―被害女性と同じく― 自殺END 被害女性を死に追いやった人間と「正義感溢れる」ネット民にどの程度の差があるのか? と問いかけてEND
- 4 名前:名無し物書き@推敲中? mailto:sage [2017/08/25(金) 04:23:40.28 .net]
- 聞く限りだと胸糞描写には思い入れがありそうだがメッセージ性や物語性に欠ける気がする
読者に広く読まれたいと考えるなら胸糞にも関わらず惹きつける要素が必要だ 世の中には女高生コンクリ、愛犬家連続殺人こと冷たい熱帯魚、北九州こと消えた一家、リング、砂糖菓子の弾丸、聲の形といった胸糞要素を含みながら「売れた」話が幾らでも転がっている 前者は実話系、後者は物語系 実話系は単に胸糞だけでなく、社会正義や好奇心に訴えるニュースのような存在感がある 隣の家の少女もこれに含まれる 物語系は悲惨を抑えてスパイスにしつつ謎解き萌え恋愛に繋げる事で受け入れられる 結局のところ、グロ画像の接写に過ぎないと言われてしまうのは「それ以外に惹きつける要素が無さすぎる」という評価の裏返しだ
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