- 97 名前:大人になった名無しさん [2008/01/16(水) 23:02:17 ]
- ようやく服を着る許可が得た私は、
すぐさまセーラー服を着て、水着を隠した。そして、ようやく落ち着く事が出来た。 さっきまで恥ずかしくて落ち着けるわけがなかったから… 私にとってみたら、これが一番私らしいんだけど… みんな水着姿の方が好きなのか、こんなに買ってくれるなんて…ホントに複雑。 とにかく私は、渡された水着である白ビキニを着たまま、ハイレグ、Aライン、スクール水着を手を、 たまたま持っていた鞄に入れて、静香の家を出た。 表を出ると、さっきまでビキニ姿であった為か、思わず自分の姿を見つめ、 ちゃんと服を着てることを確認した。そして、大丈夫だと分かったら、すぐに自宅へ帰ろうとした。 しかしその途中道で、何やら私と同じ学年っぽい4人の女の子たちが、私の後をついてきてることに気づいた。千佳たちじゃない。 すると女の子たちは、私の方へ近寄り、小さな円状に立ち並んだ。 春香:「あ、あの…何ですか?」 女子A:「私は奈津子。アンタが春香ね」 春香:「え…?はい、そうですが」 女子B:「うちはハルミ。アンタが茶巾好きの春香のようね。アンタの事は千佳から聞いてる。 ちょっとついてきてもらうわよ」 春香:「え…?ど、どこへですか?」 女子C:「この近くにあるカラオケボックスよ。家の母さんが働いてるところなんだ。あ、うちはさなえ。とにかく来てもらうよ。 来てくれないとちょっとお仕置きしちゃうんだよね、達美」 達美:「そういうこと。さぁ、来てもらうわよ」 春香:「わ、分かったよぅ」 仕方なく私はついていくことにした。茶巾好きだと思われてることから、 そこできっと私のことを…なんだか、嫌な予感がしてならなかった。
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