- 793 名前:名無しさん名無しさん@腹打て腹。 [2009/09/26(土) 02:28:17 ]
- >>789
天才なんて軽く使う言葉じゃないけど、パックもメイも天才だ。 努力と運だけであの場所にたどりつけるなんて考えられない。 天才って同じようなタイプだと思ってたけど、二人は対照的。 最初から敷かれた美しいレールの上を疾走するエリートの天才。 フォアマン式のマッチメイクで経験を重ねるのはエリートの常道。 しかし彼はフォアマンやアリ、レナードがキャリア終盤に見せた 奇蹟の輝きを放つ乱舞はただの一度も演じていない。 興行(カネ)と対戦相手を選び抜いて頂点に立ったときには 悲しいかなヒールになっていた天才。 それでも、いまだにカネと対戦相手を選ぶ首尾一貫してスマートな天才。 体重超過で試合前に王座を剥奪、その試合もボディで悶絶する スーパースターにはありえない大失態を演じながら、 その後は、スタローンをして「ロッキーよりもはるかに非現実的」と 言わしめた9階級をまたいでトップファイターを殴り倒した 空前絶後の凶悪な暴挙。最初に全米を震撼させたその産声は、 メジャータイトル挑戦を2週間前!のオファーで快諾した 咬ませ犬の雄たけびだった。当時の彼の前にはレールどころか、 獣道すら見当たらなかっただろう。 絶対に殴られたくないメイと、何が何でも殴りたいパッキャオ。 それは二人にの天才の、血と生い立ちだ。 体格差はメイ有利。二人が対峙して殴り合いにならないわけがない。 その瞬間、メイもパッキャオも宿命を悟るだろう。 そして、殴り合いになって負けるわけがないのは、ボクシングの神が 迷わず選ぶのは、必ず彼になるはずだ。
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