- 1 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/02/28(火) 21:59:25.82 ]
- www.aozora.gr.jp/index.html
■前スレ 青空文庫6.5棚目 toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1284042704/
- 757 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/07/31(火) 23:59:03.85 ]
- >>744-746
日経ビジネスDigital速報にkoboの記事がありました。 細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital 楽天・三木谷社長、Kobo騒動を語る (2012年07月27日版) business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120727/235043/ 7月19日に電子書籍端末「kobo touch(コボタッチ)」を発売した楽天。 7980円と破格の価格を設定し、テレビCMを含む大々的なプロモーションを展開した。 しかし、初日から「初期設定ができない」「アプリケーションが動かない」 「英語と日本語の書籍が混じっている」など、様々な苦情が殺到。同社は急遽、 サポート人員を増強し、対応時間を24時間に拡大するなど、事態の収拾に追われた。 「読書革命」を謳い、成功を疑わなかった楽天の三木谷浩史会長兼社長は今、 何を想うのか。単独インタビューで語った ――色々トラブルが起きましたが現状は 三木谷:いや、いいですよ。初期設定の問題で細かいトラブルはあったけど、 2日以内に解消できたし、コールセンターも24時間対応にしたし。 アクティベーション(利用できる状況にセットアップすること)した人が 購入者全体の95%を超えていますからね。そして、何よりコンテンツが 売れまくっている。出版社の人に聞いてみたほうがいいですよ。僕は出版社の 驚きように驚いている状況です(笑)。
- 758 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/01(水) 00:01:34.60 ]
- (つづき)
――初日のトラブルについてお伺いしたい。 三木谷:我々としては予期していない問題でした。大きな問題としては2つあります。 1つはパソコンのOS(基本ソフト)、ウィンドウズのバージョン問題。 バージョンが色々あり、一部のパソコンに対応できていませんでした。 まさか漢字をユーザーアカウント名にしている人がいるのかと思ったし、 漢字のアカウント名を許しているウィンドウズにも驚きました。これは 米アップルのMacでは許可されていません。つまり、2バイト対応して いなかったんです。 もう1つはコンテンツ配信ネットワークがキャッシングサーバーに行き渡る までに想定よりも時間がかかったという問題です。これは日本からの購入者の 多くが漫画だったという点が原因です ――三木谷社長自身も対応に追われたのか。 三木谷:僕は24時間対応ですよ。あとは近くにチームがいますので、 ローンチ(立ち上げ)時に起きた細かい問題の整備やコールセンターの 24時間対応、機能改善など、アップルのスティーブ・ジョブズ氏じゃないけど、 直接指揮を執りました。 ――三木谷社長が謳う「読者革命」を起こすには幅広い人がとまどい無く使える環境が必要では。 三木谷:その通り。だから家電量販店に社員を200名派遣しました。今、店頭に 立って商品説明を徹底しています。インターネット時代といえども、 IT(情報技術)リテラシーがそこまで高くない方は実際に手に取って買うと 思います。コールセンターの24時間対応も同じです。詳細な取扱説明書を入れた としてもそういう人は片っ端から読んでくれる訳でもない。だからやってて 分からないときは電話していただき、使い方などを懇切丁寧に伝えるように しています。
- 759 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/01(水) 00:05:29.91 ]
- (つづき)
――販売を急ぎ過ぎたということはないか。 三木谷:いや、それはありません。基本的に事前のテストは終えていたし、 致命的な問題もなかったのでリリースしました。あるとすれば特殊な環境での 実験ができなかったということ、コンテンツ配信ネットワークの基本的な部分が できなかったというところだけ。当たり前のことですが、トラブルが起きない 前提で出しました。 ――対応を終えた後もインターネット上での騒ぎが収まっていない。 三木谷:時間の問題じゃないでしょうか。実際に騒いでいる人の数を数えると、 まずたいしたことないと思いますよ。騒いでいるのはせいぜい2000〜3000人でしょう。 致命的な問題があった訳でもないし、コンテンツの売り上げは「超」がつくほど 順調ですし。反省すべき点がゼロとは決して言いません。しかし、問題点に きちんとスピーディに対応できたし、これは大成功だったと思います。
- 760 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/01(水) 00:08:05.07 ]
- (つづき)
――どのくらいのコンテンツが売れているのか。 うーん、私の本は1000冊以上売れていますね(笑)。恐らく1人が月間で4〜5冊は 買うだろうなというペースです。月間で30万冊くらいでしょうか。始めたばかりと いうことも加味した上での数字ですが。とりあえず出版社に取材してみてくださいよ。 彼らは(始める前と後で)180度感触が違うから。「こんなに売れているのになんで みんな細かい話で騒いでるんだよ」という感じでしょうね。楽天市場の売り上げも 非常に好調。これはシナジー効果が非常に高いんだなと感じています。 ――日本の電子書籍市場でアマゾンには絶対に負けられないという発言を過去にしている。 アマゾン?いやいや真面目な話、(彼らがいつ参入するのか)まったく 分からないし、気にしていないし、気にしても仕方がない。アマゾンを意識して 何かをやるということはないですよ。いいサービスをさらに良くして面白い機能を 付加していく。これをどんどん進めていきます。負ける気がしないという訳じゃ ないけど、非常にいい状況だということだけは言えます。
- 761 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/02(木) 22:17:28.59 ]
- >>760
青木恵美さんの「信州ITラプソディ」でも取り上げられていました。 トラブル続出!?、ちょっと残念な電子書籍リーダー(第13回) pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120730/1057846/ 数千円で買えるkobo Touch、どんなものかと開けてみたら… pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120730/1057846/?P=2 パソコンと接続してセットアップを行う… pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120730/1057846/?P=3 購入物がトラブるのは、精神的にキツかった pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120730/1057846/?P=4 サービス開始は、「勇み足」なのではないだろうか… pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120730/1057846/?P=5
- 762 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/03(金) 08:44:35.20 ]
- >>761
『日経新聞』に楽天コボの記事がありました。 アマゾンの引き立て役になりかねない楽天コボ カギは「UX」の追求(1/2) www.nikkei.com/article/DGXNASDD010EA_R00C12A8000000/ 楽天の電子書籍サービス「kobo(コボ)」がスタートでつまずいた。 閲読端末「kobo Touch(コボタッチ)」の初期設定が滞ったり、 電子書店「koboイーブックストア(コボストア)」での和書の品ぞろえに 批判が出たり、楽天や三木谷浩史社長の反応にさらに批判が広がったりと、 悪循環に陥った。 コボストアで本を買おうとしてまず面食らうのは、一般書籍とコミックが混在し 秩序もなく並んでいることだ。たとえば「小説・文学」ジャンルの本の 一覧ページを開いてみる。すると1番上に「テルマエ・ロマエ」の第1巻、 2番目に「ヘルタースケルター」と、人気コミックが表示される。 サブジャンルの「文学論・文学評論」にはなぜかピーター・ドラッカーの 解説本が上位に並ぶ。 書店ではジャンル別に棚や売り場が分かれており、興味にしたがって気になっていた本 や知らなかった本を見つけられるのが当たり前なはず。いわゆる「ブラウジング」と 呼ばれる消費者行動だ。現段階のコボストアはとてもブラウジングによる本探しに 堪える作りになっていない。書籍の分類は、図書館学という1つの学問が 成立するほど知見や創意工夫が問われるプロの仕事だ。日本語版コボストアは そんな分類とラベリングの重要性を無視して見切り発車したとしか思えない。
- 763 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/03(金) 08:47:00.77 ]
- (つづき)
ネット上の書店をブラウジングして本を買おうという人はそもそも多数派ではない だろう。多くの人が目当ての書籍があって、それを検索で探して買いにくる。 コボストアもそういう使われ方が多いだろう。ところが、コボストアでは 検索の使い勝手がブラウジング以上にお粗末なものになっている。 たとえば人気作家の重松清の本を探すとする。コボストアの売れ行きランキングの 最上部に「コーヒーをもう一杯」が載っているので、何冊か取り扱っているはずだ。 検索窓に「重松」と入力すると検索結果が0(ゼロ)件になってしまう。 「重松清」とフルネームを入力すると5件出てくる。一方、「赤川」と入力すれば 今度は赤川次郎の本が検索結果に表れる。 今度は米国の人気作家ダン・ブラウンの本を探してみる。「Brown」と入力すると 検索結果の3番手に彼の「The Lost Symbol」が登場する。それでは「Dan Brown」と フルネームを入力するとどうか。今度は4番手に初めて彼の作品が挙がるようになった。 いったいどうなっているのだろう。検索結果の並び順の初期設定は「検索結果」。 これがどんな順位付けなのか一般利用者には想像がつかない。つまり、いったい どういう仕組みで検索しているのか、利用者にわかりにくい。
- 764 名前:無名草子さん mailto:sage [2012/08/03(金) 09:03:07.37 ]
- アマゾンの引き立て役になりかねない楽天コボ カギは「UX」の追求(2/2)
www.nikkei.com/article/DGXNASDD010EA_R00C12A8000000/?df=2 正直な感想を言おう。このサービスはまだ開発途上だ。ITの世界でいうと β(ベータ)版よりかなり手前の段階にあるといわざるをえない。 この状態で本番商用稼働させた楽天の勇気には驚くほかない。 コボを使ってみると、ついついアマゾンやアップルの考え抜かれたUXの水準の 高さを思い起こしてしまう。取扱点数や端末の価格でアマゾンに対抗しようと いう楽天のチャレンジ精神は大いに買いたいところだが、「打倒」を叫ぶ前に もっともっとUXについて研さんを積まないと、アマゾンが今秋「キンドル」を 日本でスタートさせた際、コボはかえって引き立て役になってしまうだろう。
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