- 220 名前:無名草子さん [2012/05/10(木) 15:41:43.57 ]
- 218、上の例だと1文字なのでそう主張しやすいかと思いますが、
抑鬱を「抑うつ」と書いた場合は、うつは平仮名ですが意味を持つのではないでしょうか? あくまでも1文字だった場合でしたらそれで構わないのかも知れませんが。 1文字の場合でも同様に「彼は誰」を「かわたれ」と書いた場合も先頭の「か」は 平仮名ですが「かれ」という意味を持つと思います。 ○なんとなくそういう疑問が出るだろうという予感はしました。「春」「はる」「蚊」「か」みな日本語の単語ですよ。 ここでは文字の代用とは何かというのがテーマですので、炭疽なら漢語ですが、炭そは漢語ではありません。 いわゆる交ぜ書き。一箇を一ケと書いたとき、このケは漢字ですがJISコードにはないので、このテキストでは、 片仮名のコードで代用しています。ということは、一ケはどちも漢字ですから 漢語です。といっても漢和辞典には載らない、…と思うでしょうが、実は、漢和辞典に 漢字としてのっているんですよ。うまく探せばね。 「三個」を「三こ」と書けば、この「こ」は漢字の代用ではなくて、音だけですから 「三戸」「三子」「三古」「三孤」「三賈」とかどれでもいいわけで、文脈がないと わからない。だから文字論的には「個」はその一字だけで意味があるが、「こ」には 意味がない、発音だけだ、というわけです。表意(表語ともいう)文字と表音文字 との違いです。 一字だけで意味を持つ漢字の場合、日本語には音訓という現象があって、 なん通りもの読みが出ます。仮名の場合読みは一つです。 だから「こ、か、が」と読めるとき、それは片仮名ではなく、漢字の代用だと いうわけです。炭そ菌の場合、交ぜ書きであろうとなかろうと、「そ」としか 読めないでしょう。だからたんなる平仮名です。「炭そ菌」とあれば「そ」の 意味もわかるというのは、「たんそきん」という綴りを持った単語として 理解できるので、「そ」の本来の意味はわからなくなっています。「疽」 でももひとつわかりませんが、病の一種だろうとはわかる。ひとによっては 「悪性のできもの」までわかるかも知れない。
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