- 10 名前:この名無しがすごい! mailto:sage [2009/07/09(木) 02:54:13 ID:jKgGURxk]
- ()内は 2006受賞数/応募数 2007 2008
・電撃小説大賞 asciimw.jp/award/taisyo/ 売上A 育成A 難易A (4/2931 5/2943 7/3541)――難点は競争率のみ 名実共に業界の中心。上遠野耕平、時雨沢恵一、高橋弥七郎、有川浩ほか 最終候補に残らなかった作品からでもデビューさせ、看板作品になった例もある。 作家の面倒見がよいレーベルで、4回以降銀賞以上の受賞者は必ず3冊は上梓しているうえ、 故・中里融司、増子二郎など、数年のブランクがあっても出版するケースも。 ゆえにトップクラスから中堅層まで多士済々。あえて難をいうなら、金賞作家の活躍が比較的地味なのと、 11回以降でビッグネームになったのが支倉ぐらいなところ。 短編の入賞はほとんどなかったが、08年度より新受賞枠を設立した。 09年度も新受賞枠を創設し、有川浩のような一般文芸でも通用する人材を発掘するようだ。 年々応募数が増え、受賞は狭き門となっているうえ、人材の多さからデビュー後頭角を現すのが難しい面があり、 11&14回組にヒット作がないことがそれを物語っている。 ・ファンタジア大賞 www.fujimishobo.co.jp/novel/award.php 売上A− 育成C+ 難易B+ (3/非公開 3/685 未確定)――神坂、秋田の再来を ライトノベル界の老舗。神坂一、秋田禎信、榊一郎らを輩出。 90年代の黄金期に比べ、ここ数年は電撃に水を開けられた。 数年前は新人をすぐ見限り、気象精霊事件のトラブル等中堅冷遇のイメージもあったが、 新人をすぐ見切るのは改善傾向にあり、人気作家も出ている。 上記の理由と、読者層が若いせいか、2chワナビには受けがよくない。 投稿数は全盛期の三分の二。大賞受賞者よりも準入選者がビッグになっている傾向。 また、ネクストファンタジア大賞の公募があったが、一回だけの特別企画か。 ・スニーカー大賞 ・学園小説大賞 www.kadokawa.co.jp/event/oubo.html 売上B+ 育成C 難易A ――久しぶりに両賞に大賞出たが 歴史は長いが、レーベル創設と同時に公募は実行しなかった。 かつては「ザ・スニーカー」創刊時に短編小説コンテストがあったが、 五年近く行って輩出したのは花田一三六のみ。 スニーカー大賞(2/782 2/643 5/612)には当初、選考委員に天野嘉孝や当事社長だった角川歴彦もいた。 大賞作家は少ないが、必ず看板作家になっている一方、 奨励賞の刊行がないことも多く、落選作品の刊行はない。 ハルヒ効果で上がった応募数も二年連続下落。危機感を抱いたのか08年度の最終候補は全員入選、 09年度から新受賞枠創設など梃入れに乗り出した。 学園小説大賞(2/617 2/652 1/638)は締切日の変更が毎年のようにある。それでも650程度の応募があるのは、 レーベルの底力だろうか。スニーカー大賞に比べ小粒な印象があるが、 滝本竜彦、米澤穂信のように一般文芸で活躍している作家もいる。 今年から20歳以下限定で受賞枠を新設したが、この賞は当初30歳未満限定の賞だった。 久しぶりに両賞に大賞が出たが、プロパー育成はあまりうまくいってないレーベルで、 今年受賞した6人が伸び悩むようだと業界No3の座は危うい。
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