- 19 名前:吾輩は名無しである [2020/06/21(日) 18:38:50.19 ID:UMklhhTX0.net]
- 源氏物語はあれだけ長大な物語でありながら、食事の場面は第26帖「常夏」の冒頭
くらいで、あとは殆どない。 「枕草子」でも食事の話の出てくる所は、第42段「あてなるもの…」、第313段 「工匠の物くふこそい…」くらい。 これは一般には、当時は貴族でも粗末な食べ物しか食べることができなかっ たからだと言われている。 当時の貴族の女性は、男性に食事をとる所を見られるのははしたないという こともあったみたい。 万葉集では食品を詠んだ歌が収録されている。第16巻の3825以降など。 しかし、勅撰和歌集の古今集以降は、食事のことを詠むのは風雅ではない と、殆ど詠まれなくなった。
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