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谷崎潤一郎 3



1 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/07(土) 03:29:21 ]
前スレ↓

谷崎潤一郎 2
book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1101547691/

37 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/23(月) 19:07:31 ]
ナオミって自己主張ばっかりですごいうるさそう・・・ 美を感じない

38 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/23(月) 19:10:19 ]
>>37
ナオミを追い出した後のジョージの鬼気迫る描写を楽しんでくれ。
あれだけで読む価値は十分ある。

39 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/23(月) 20:16:23 ]
『春琴抄』に心底感心した俺は異端児ですか・・。

40 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/23(月) 20:19:27 ]
谷崎といったら「武州公秘話」だろうが
読んでいないやつはモグリだよ

あと「陰翳礼賛」がクドいと思うのは俺だけか?
主張は本質的に一つで、あとは論理の重複だよね

41 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/23(月) 21:02:55 ]
「鍵」を読みたいんですが、新潮文庫版と中公文庫版のどちらがいいでしょう。
やっぱり棟方志功の版画収録の中公版?

42 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/23(月) 23:10:22 ]
控えめなとこや優しさがないと、安心感とか親しみやすさとか美しい印象は、私にはくみとれない その控えめや優しさも、つくりものじゃなくて ナオミって、絶対美人じゃなさそう ただの貪欲な小豚さんそう 気持ちは顔にでると誰かも言ってた 春琴はいいの わかるよね

43 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/24(火) 00:02:35 ]
お買い得度は新潮ですね
あの白地に赤抜きの背表紙も美しい

44 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/24(火) 00:54:20 ]
春琴は萌える

45 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/25(水) 17:08:40 ]
そんなことより「鎖瀾閣」が復元されるらしい。
sarankaku.cool.ne.jp/



46 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:age [2006/01/29(日) 13:04:52 ]
谷崎はある意味天才だろうね。
ただ天才夭逝論ってのが未だに文学バカの間には根強いらしくて
なかなか天才とは認めて貰えないんだけど。
太宰や三島なんて実は大した事ない作家で才能が無いけど周囲が
チヤホヤしてくれたので勘違いして虚勢張って最後は自分に才能
が無い事を自覚しちゃって自殺しちゃったんですけどね。谷崎に
完敗した芥川同様ですねw
掘江みたいに実は会社は赤字なのに儲けているかのように見せ掛ける
為に粉飾決算をやっちゃったのと同様ですね。

47 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/29(日) 13:08:30 ]
まあ「最後に残った者が勝ち」って言うのは分かる。
文学人生としてはあれほど幸せな人はいない。

48 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/29(日) 13:38:45 ]
「細雪」は「高慢と偏見」のパクリだYO!!

49 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/29(日) 15:08:52 ]
若草物語
高慢と偏見
細雪

50 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:age [2006/01/29(日) 15:20:44 ]
まあオリジナルを越えちゃうような物を書いちゃうってのも
作家の力量ってな訳で。
『細雪』を書いた時期は戦時体制下で検閲がうるさくて書く物
が制限されていた時期なんですね。
谷崎は意固地な性格ですから戦時体制に胡麻なんかする筈もなく
篭ってああいう小説を書いたんです。
『抑圧は創作の生みの母』と言ったのはアンドレ・ジイドだった
と思いますがそれが功を奏して名作が生まれたって訳です。


51 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/29(日) 15:53:37 ]
いまいちですよね
この人の作品

52 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/29(日) 16:24:31 ]
確かにオリジナルを超えていることは確かだ。

53 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/29(日) 19:37:23 ]
『細雪』ってタイトルから、美人だが薄幸な姉妹の物語ってイメージしていたのだが、
橋田のホームドラマみたいなもんだね

雪子が姪の飼っている兎の耳を足で持ち上げるところとか、
「B足らん」とビタミン注射回し打ちしてるところとか、
部屋に下着姿でだらけてたら、蜂が入って皆で大騒ぎしてる場面とか吹き出してしまったw
最後を下痢で締めたのも、雪子のマリッジブルーの演出というより
ギャグを狙ったとしか思えない
上方が舞台だったので、お笑い路線を突っ走ったのか


54 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/31(火) 00:28:33 ]
中公文庫で書簡集が出たけど、あれはちょっと。

55 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 [2006/01/31(火) 07:40:59 ]
昔谷崎の映像見てびっくりした。声と喋り方がイメージと違いすぎた。



56 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:age [2006/01/31(火) 11:14:21 ]
結構早口なんだよな、谷崎って。
大家なんだからゆっくり重々しく喋るのか、と思ったら
早口で喋る訳。谷崎は根が江戸っ子だから喋るのも
速いんだろう。

57 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/31(火) 15:29:11 ]
>>53
まあ「雪子がむかつく」とか的外れの批判をされるよりもましか。
(一般書籍板にそんなことを言ってる奴がいた)



春樹によると、ニューヨーカーのある編集者は自分の部屋(客間だろうが)に
細雪の英訳本を沢山置いていて、来客が興味を示せばプレゼントしてたらしい。

58 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/31(火) 22:06:14 ]
>>57
当時の風俗が書かれてあるので、外人は興味示しそうだね
海外でもこれって谷崎の代表作扱いされてるのかな

雪子は清楚で、姪にも優しいし、人気ありそう。
というか、ことあるごとに見合い破談にされて笑える。

むかつくのは、実家に迷惑かけまくりな四女の妙子という気がするが、
彼女の引き起こすことが、ドラマティックな展開を与えていて面白い。
男関係激しいが、経済的にも自律した職業婦人で、
いまのキャリアウーマンには好かれるんじゃないかな




59 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/01/31(火) 23:43:56 ]
>>3
瀬戸内寂聴なんか勧めるなよ

60 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/01(水) 09:49:35 ]
>>58
サルトルが「日本文学は細雪以外認めない」とか言ってたらしい。
ボーヴォワールがウェイレイ訳の『源氏』を評価してたのと関係あるかも。


妙子は夙川の独身貴族生活から兵庫(バリバリの下町)での新婚生活って「転落」が悲しいな。
どっちの地域もよく知ってるだけに、よけいにそう思う。
谷崎はやっぱり「新しい女」にアンビバレントな感情を持ってたんだろうな。

61 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/01(水) 12:19:56 ]
>>59 なぜ瀬戸内寂聴がいけないのですか?

62 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/01(水) 20:53:58 ]
>>61=>>3かい?
瀬戸内寂聴の文学者をモデルにした小説を一時期読みこんだことがあった
白秋、田村俊子、岡本かの子、伊藤野枝、平塚らいてう、他にもあったと思う
面白いのは面白いが、週刊誌的な粉飾が余りにも多くて、そこに描いてある
ことが事実と読者が思うとすれば、モデルが可哀相だと思った
モデルが死んでいるので、好き勝手なことを描いているような感じ
紹介してある本は読んでいないので違ってたら申し訳ないが、そういう理由
スレ違いすまん

63 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/02(木) 13:44:56 ]
>>62 「つれなかりせば」は事実主体の本だから問題ないでしょう。

64 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/03(金) 00:39:45 ]
『細雪』って何で、このタイトルなの?
本文でこれに触れてる部分ってあったっけ?
しかしこれ読むと、見合いで結婚するの馬鹿らしくなるな
実際に離婚騒動起こしてるし、作家って幸せな夫婦生活描いてない人多いよね

65 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/03(金) 19:39:38 ]
オレは、『細雪』っていうのは雪子のことだと思ってたが...



66 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/04(土) 01:13:08 ]
>>60
「谷崎文学は」なら分かるが、「日本文学」って一くくりにされてもなぁ…。
サルトルがどれだけ日本の古典知ってたかしらんが、
せめて「日本近代文学」は程度にしといてくれ。
たぶん隣人が外国人という設定だったんで、海外にはウケが良かっただけじゃないかな

67 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/04(土) 11:28:46 ]
ヨーロッパ系の物言いは日本語に訳すときつく感じる、
ってだけのことじゃないかな。
あとフランス人って一般に「認めない」とか、言い切りたい
タイプの人が多いみたいこと言われない? 会話のスタイル的に。

68 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/04(土) 23:20:46 ]
>>64
實は最初はあの題ではなく、「三姉妹」としようか「三寒四温」としようかと、長い間迷つてゐた。
が、「三姉妹」はあまり平凡なやうに思へたし、それに物語の内容から云へば、三人姉妹の上に
もう一人姉がある譯なので、「四姉妹」が本當であるとも云へる。
「三寒四温」と云ふ題は気に入つてゐたのだけれども、本來あの小説はあの倍くらゐの長さにして、
もつといろいろな人物や事件を織り込み、醜惡な暗い方面をも描くつもりであつたのが、
時局に遠慮して明るい甘い方面ばかりを扱ふやうになつたので、「三寒四温」では少し題材に適しなくなり、
咄嗟に「細雪」といふ字面を思ひ出したのであつた。
それと云ふのは、前から此の言葉が好きで、何かの折に使はうと云ふ氣があつたからなのである。

69 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/05(日) 01:13:15 ]
>>67
芸術文化や哲学思想の中心地だって自負があるからじゃないかな。
英語を嫌悪してる人もいるらしいし。

学生時代、教授の趣味に振り回されて英仏独の哲学書原典ばっか読んでいたが、
今になって古典からはじまって日本文学しっかり読んどけばって思い始めた。
谷崎や漱石などの美しい文体を、そのまま読める日本人でよかったと思う。

70 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/07(火) 02:15:14 ]
「三寒四温」だったら、普及してないと思われ
「細雪」っていう簡潔で美しいタイトルだから、期待して読みたくなるよな
 しかし千ペエジも読み通すのはけっこー辛いわ

自分は少将滋幹の母が好き

71 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/07(火) 12:41:34 ]
オレは逆に少将滋幹の母の方が疲れた。
細雪は「イベント」が連続したから千ページでも疲れなかったのに...

72 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/08(水) 03:08:23 ]
少将は最後が感動した
平中の話って芥川も書いてるよね

73 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/09(木) 12:30:32 ]
>>69
英語を嫌悪しつつもポーやジョイスに影響された人が多いし、
その辺のアンビバレントな感情も面白い。


日本古典は王朝和歌から読んでみたらどうだい?

74 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/09(木) 13:51:27 ]
カタカナばっかの小説があったりで昔は敬遠してたけど、今は

むしろそれがいい

75 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/10(金) 07:23:18 ]
明治から昭和初期までの文学は、日本古典文学の伝統と、西洋近代思想とが
相克しつつも融合していていいね。文体も美しい

しかし、谷崎を読んだあとで、現代作家を読むと
やたら短文で改行の多く、内容が軽く感じられる時があって嫌になる
まあ明治期でも口語体と文語体があったし、様式は変わるのだから
文句言ってもしょうがないけど





76 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/10(金) 10:57:11 ]
谷崎読んだ後に限らず、現代作家は読む気がしないなぁ。
内容はともかく、文体がねぇ。
せいぜい内向の世代までだな。ってスレ違いすm

77 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/10(金) 12:51:41 ]
長ければ良いってもんじゃない。
表面の文章は短文ばかりでも、リズムがあるから
テキスト全体では間が持つってこともあるんだから。
変わったのは表面だけだ。


もちろんそれだけ社会があわただしくなったのだろうが。

78 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/11(土) 07:12:17 ]
現代文学は、暇つぶしや一冊読み終わったという達成感のために読む
雑誌の読み流しと同じ
内容が頭に入れば、やはり文体が美麗な小説しか繰り返し読みたくない

『卍』はできたら標準語で読みたかったなあ
連載当時は大阪弁じゃなかったのに
大阪のおばちゃん同士の喜劇読んでるみたいだった


79 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/11(土) 13:10:07 ]
そんなこと言ったら『細雪』だって...
まああっちは地の文が標準語だけど。


「関西弁小説」はやっぱり難しいな。

80 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/11(土) 19:07:25 ]
『異端者の悲しみ』ってホモの話なの?

81 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/14(火) 12:06:33 ]
谷崎は女の心情描くのが上手いと思う。
女になりきっているみたいに
まさか『秘密』の主人公みたいに女装趣味があったのだろうか

82 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/14(火) 23:16:54 ]
>>80
違うよ
>>81
趣味まで行くかはともかく、試したことはありそうだと個人的に思う。
男との経験もあるよね、きっと。瘋癲老人日記の出だしの女装者との経験の
文章はリアルすぎるし。
…という自分も両方経験者。


83 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/15(水) 11:10:23 ]
>男との経験もあるよね、きっと

えええええええっ!そーなのか!
鴎外の「イタセクスアリス」みたいに、高校時代の先輩への想いが描かれていて
谷崎が同性愛だったと告白していると聞いていたんだが…。
しかし昔の文学者は、共学じゃなかったら学生時代
ソノ気のある人多かったんだね
「瘋癲老人日記」ってカタカナで敬遠していたが、今度挑戦してみよう







余談ですが最後の一行にもびっくりしました
いえ、感心してるという意味で

84 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/15(水) 12:04:53 ]
>>83
同性愛ではないにしろ、いろんな性愛に好奇心旺盛な人のような気がするから
あらゆることを一通り試してるんじゃないかという、あくまで自分の想像

瘋癲老人日記は自分もカタカナというだけで敬遠してたけど、面白いよ
読みにくくて速読できないから、よけい印象に残った

85 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/15(水) 12:15:10 ]
あ、瘋癲老人日記だけど、女装者との部分はほんの1ページ程度だから、
そこは余り期待しないで



86 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/16(木) 12:15:20 ]
>>84>>85
有難う。読んでみますね

87 名前:吾輩は名無しである mailto:さげ [2006/02/16(木) 16:04:52 ]
今蓼喰う虫読み始めたばっかり。
オラワクワクしてきたぞ

88 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/16(木) 22:13:27 ]
今日、幇間を読んだ。面白い!
大谷崎って、隠れた名作が多くて嬉しい

89 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/18(土) 19:03:25 ]
>>80
「マゾの話」なら分かるが...
>>81
世界的に見ても、ここまで女性を描き分けられる作家はあとはトルストイくらいかもしれん。
(『アンナ・カレーニナ』のアンナとキチィの描き分けは凄い)

90 名前:吾輩は名無しである [2006/02/19(日) 13:23:57 ]
詳しい皆さんにお聞きしたいのですが、

「陰翳礼賛」の英語版
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0918172020/qid=1140322641/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-2193085-2210727
の表紙絵の円の中にム(の様に見える)は何を表しているのでしょうか?
お心当たりのある方は教えてください。

あと、表紙絵の選択が激しく間違っている気がするのは気のせいではないですよねorz

91 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/19(日) 20:56:28 ]
>90
ひどいね、これ。
おれが持ってるVintage版の表紙はなかなかいいよ。
ttp://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/0099283573/

92 名前:吾輩は名無しである [2006/02/20(月) 11:09:32 ]
痴人の愛のナオミが激しくむかつく件について

93 名前:吾輩は名無しである [2006/02/20(月) 11:32:11 ]
それは括弧に入れないとちゃんと読めないお

94 名前:吾輩は名無しである [2006/02/20(月) 12:47:23 ]
痴人の愛ナオミ気持ち悪い

95 名前:吾輩は名無しである [2006/02/20(月) 13:28:17 ]
芸術作品の読み方としては子供っぽいよ



96 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/20(月) 13:38:23 ]
オレはあれにやられてしまう心理がよく理解できるのだが...

97 名前:吾輩は名無しである mailto:age [2006/02/20(月) 15:54:15 ]
谷崎は女と猫の描写に関しては凄い。

98 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/20(月) 16:33:33 ]
実体験の産物だろうな。
雪子だけは誰を参考にしたのかと思うが...
(奥さんは幸子だろうし)

99 名前:吾輩は名無しである [2006/02/21(火) 02:52:07 ]
あの作品の素晴らしさはよーくわかってるよ ナオミに共感しないだけ

100 名前:吾輩は名無しである [2006/02/21(火) 17:17:19 ]
登場人物に共感したら文学作品は読めないよ。
作家に共感しないという話ならわかるけど。

101 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/21(火) 17:18:58 ]
それはおまえの読み方だろ

102 名前:吾輩は名無しである [2006/02/21(火) 17:24:30 ]
読み方が幼稚だよ。
通俗文学読んでりゃいいじゃん。

103 名前:吾輩は名無しである [2006/02/21(火) 17:36:01 ]
あ、ごめん良い作品と認めた上で、か
逝ってきますね

104 名前:吾輩は名無しである [2006/02/21(火) 18:21:19 ]
この人は文章はすごいと思うけど、いまいち登場人物に感情移入できない

105 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/21(火) 21:40:08 ]
感情移入したいならゲームかマンガに池よ。



106 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/21(火) 22:58:01 ]
>>104
小説読んで感情移入することってないなぁ。。。
例えば何を読んだとき感情移入できたの?

107 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/22(水) 10:34:13 ]
細雪なんか誰に感情移入するんだ。

108 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/23(木) 14:12:00 ]
感情移入するしないは当人の性格しだいじゃないの

109 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/24(金) 22:31:41 ]
おれは、なんでも知ってる第三者である語り手に感情移入できるぞ

110 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/25(土) 12:21:07 ]
谷崎の場合、語り手が第三者と思いきやいつのまにか登場人物になっている罠

111 名前:90 [2006/02/26(日) 21:13:47 ]
>>91
レスありがとうございます。
おお、真っ当な表紙ですね。
しかし「ム」って何だ???

112 名前:吾輩は名無しである [2006/02/26(日) 22:02:46 ]
おれの場合、語り手じゃなくて作家に感情移入する
どんな意図をもってこういうふうに書いたんだ?って
だから思わせぶりで何も考えてないことがわかると
イラッとする。その点で谷崎はいいね企んでるから

113 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/02/26(日) 22:15:37 ]
>>112
自然主義が嫌いなタイプか

114 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 mailto:sage [2006/02/26(日) 22:48:59 ]
共感することはあっても感情移入はしないなあ。
なんか感情移入ってどういうものか分からなくなってきた。

115 名前:吾輩は名無しである [2006/03/07(火) 16:17:19 ]
晩年の谷崎の口述筆記していた伊吹和子氏の
「われよりほかに」を読んでます。
すごく面白いですよ。
氏のことをいろいろ知りたい人がいたら、是非読んでみて。age




116 名前:吾輩は名無しである [2006/03/07(火) 17:26:25 ]
伝記ですか?
谷崎にエロいことされたの?

117 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/07(火) 23:13:20 ]
>>115
おれ、この本読んだ時、著者は料理記者歴50年の岸朝子先生みたいな外見なんじゃないかと思った。
根拠とかは特にないけど。

118 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/07(火) 23:46:32 ]
>>116
前半部を読んだ限りでは、そういうことはないです。
>>117
カラー写真が出てますよ。ちょっと山田スミ子に似てる


119 名前:吾輩は名無しである [2006/03/08(水) 02:00:57 ]
細雪、好きごぜえます

120 名前:吾輩は名無しである [2006/03/08(水) 02:47:45 ]
>>112
暗黙の作者

121 名前:吾輩は名無しである [2006/03/08(水) 23:33:52 ]
『彼は首に嫉妬を感じた。』
『殺されて首になって、醜い、苦しげな表情を浮かべて、
そうして彼女の手に扱われたいのであった。』

う〜ん、痺れるね。

122 名前:吾輩は名無しである [2006/03/09(木) 09:10:15 ]
谷崎の短歌が好き。小説とのギャップがかなりあるけれど。卒論でやろうとしたけど先行研究が少なくて教官から停止命令が出ました。

123 名前:吾輩は名無しである [2006/03/09(木) 23:09:37 ]
香港の花の刺繍の紅き沓
沓に踏まるゝ草と
ならばや

124 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/10(金) 14:25:15 ]
>>122
小説との関連じゃなくて?そりゃ無理だ。
せめて『細雪』の短歌の作中での役割についての考察とかにすればいいのに。

125 名前:124 mailto:sage [2006/03/10(金) 14:29:18 ]
そんなのが実際に出来るかどうかはわからないが、例えばだよ。



126 名前:吾輩は名無しである [2006/03/10(金) 18:25:12 ]
姉ちゃんは 東京でみる けふの月

127 名前:吾輩は名無しである [2006/03/11(土) 22:01:29 ]
文学好きの友人にすすめられ「細雪」を読みましたが
何がよいのかさっっっっぱりわかりませんでした。
無駄に長く完読するのも一苦労でした。
もしよろしければ、何がどういいのか皆さんの解釈を教えて頂けますか??

128 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/12(日) 06:56:02 ]
(小谷野敦について)このスレ book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1102591035/l100
に山崎行太郎とかいう「文芸評論家」が出てくる。つい一年前くらいは「小谷野の方がはるかに格が上」だと思った。

ところが、それ以来の小谷野は:
1。Hatenaに、金を貰っても読みたくないような駄文を書く。少しでも面白いものでも「鬼首批評」のみ。
2。突撃したり削除したりして恥を晒す。
3。珍煙ピエロ、--- の3活動しか目立たなくなったので、山崎行太郎と同格になってきている。

本人は「私は谷崎評伝を書いてる本格派の文芸評論家だ!」と思っているだろう。

2年以内くらいには出るんだろうが、斬新な視点が入っている可能性は少ないのでは?
そんなものがあれば、連載で少しは書いたはず。

> これから英語圏へ留学する人は、
> 英語ダメダメが原因で留学失敗した私の例を鑑み、心するように。      
    (小谷野敦) d.hatena.ne.jp/davidR/

www.duarbo.jp/versoj/v-senzenkayou/kagewoshitaite.htm MIDIファイル
1 まぼろしの 影を慕いて 筆をとり
  月にやるせぬ 我が恋を
  たくして書いた 『江戸幻想』
  想い届かず 忍び泣く

2 わびしさよ  せめて貴女の 文を読み
  ブログに感想 書きみれば
  脱落まで暗示に思えけり
  妄想寒し 身は悲し

3 君故に 永(なが)き人生(ひとよ)の わが伴侶は
  カップめん容器と チャネラーなり
  珍煙ピエロが 訴訟せん
  見守りたまうか 我が恋よ

129 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/12(日) 13:38:08 ]
>>127
徹底的に視覚的な要素にこだわって読書してみたら?
亡命ロシア人宅でのホームパーティ場面とか、
阪神大洪水の場面とか、花隈(神戸)の寿司屋とか。


オレは工房の時にはじめて読んだが、そういう場面が頻出したお陰で
あの大長編でも全く退屈しなかった。
まあ神戸在住で阪神間の風景が実感できるってのも大きかったが。

130 名前:129 mailto:sage [2006/03/12(日) 14:11:43 ]
母方の祖父母が戦前の大阪人で、あそこに出てくる雰囲気が理解できたってのもあったな。

131 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/13(月) 18:00:19 ]
>>127
自分は女で姉妹持ちのせいか、袋帯の場面や菊五郎の舞台を楽しみにする場面
雪子が妙子にちくちくと詰め寄る場面、銀ブラ満喫、といちいち共感してしまう。
妹達に翻弄されて赤くなったり青くなったりする幸子の心理描写が
笑ってしまう程リアルです。
作者が男性であるという事実を思い出すとき、なんとやらしい男か
(エロという意味でなく)と読むたびぞっとします。

132 名前:吾輩は名無しである [2006/03/14(火) 15:36:51 ]
>>131
確かに男性作家でここまで女性心理を描ける人はいない。
それこそあとはトルストイくらいか。



そういえば『細雪』にはヴロンスキー(ウロンスキー?)って
ロシア人もいたな。

133 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/15(水) 23:11:02 ]
子供スキーさんごぜえますね

134 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/21(火) 23:03:58 ]
さっき痴人の愛読んでて思ったんだけど、ナオミとトランプやってる場面で
「就中最後の手段――これはちょっと書くわけにはいきませんが――」
ってあるけど、これはフェラチオだと思う。個人的に。

135 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/22(水) 13:15:34 ]
トルストイが好きだったのかな?
谷崎なら英訳でも読めそうだし。



136 名前:吾輩は名無しである [2006/03/22(水) 20:17:22 ]
ユーロスペースで谷崎潤一郎原作
 卍
監督:井口昇
出演:秋桜子、不二子、荒川良々、吉村良子、野村宏伸
2006年3月25日〜4月7日
www.eurospace.co.jp/detail.html?no=18

137 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [2006/03/22(水) 23:15:23 ]
三島は谷崎のことを大谷崎などといって賞賛しているが
谷崎は150cmそこそこの小男だったらしい






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