- 786 名前:G ◆vDcOqdC/aA mailto:sage [2011/10/01(土) 11:03:17.15 ]
- >>764
>野崎歓さんのエッセイや評論はそれ以上にいいかも。 最近、3、4冊読んだがほんとうにそう思う。 特に翻訳とエッセイのハイブリッドみたいな、すなわち、あいだにコメントをはさみながら (コメントの方が長くなることもある)、さわりどころを翻訳していく語り下ろし形式はすばらしい。 なにか、この人の文学への愛が感じられて、幸せな気持ちにもなる。 こんな資質を持った書き手はあまりいない。 例えば「フランス小説の扉」(白水uブックス)の最初の2編。 「スタンダール語りおろす―『パルムの僧院』」「バルザック悶々―『谷間の百合』」 これではじめてスタンダールやバルザックをきちんと読んでみようと思った。 3番目に登場するのは「ネルヴァルと女神―『東方紀行』」。これは、あの全編が 語り下ろし形式のすばらしい1冊の萌芽というところ。 他の作品や他の作家もこれでやってくれないかな(野崎の語学の授業に出られる人は幸せだ)
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