- 2 名前:ライトスタッフ◎φ ★ [2008/05/31(土) 15:37:24 ID:???]
- >>1の続き
築地市場の移転は20年以上もの間、曲折をたどった。80年代には、新設される大田市場(大田区) への移転案が出たが、「遠い」という業界団体の反対で見送られた。 都は88年、現地で営業を続けながら12年で建て替える案を作った。だが、営業と並行しての 工事は手間がかかり、事業費も3千億円超に膨らむ見通しになった。96年、整備計画の縮小案を 示すと、市場内から移転案が再浮上。候補地が比較的近い豊洲だった。 いまも移転に反対する約200の仲卸業者がつくる「市場を考える会」は土壌汚染問題をきっかけに、 「都民が安心できない場所に中央卸売市場をつくるのがふさわしいのか」と訴え、「築地ブランド」 維持のために改めて現地建て替えを求めている。 しかし、もう一つの市場汚染問題がある。築地市場の建材に使われているアスベストだ。当初の除去 対象面積は3万平方メートル以上。都は少しずつ除去しているが、一部は施設解体時まで残る。 対策を話し合う専門家会議は31日午後にあり、協議を重ねて7月に改めて提言をまとめる。 都は8月に対策を決める方針だが、石原慎太郎知事の腹づもりはどうか。 「築地にはアスベストがいっぱいある。早く移転しようとなったが、移転先にとんでもない汚染が あった。早く安く改修できる技術がないか、いろんな領域の技術者に意見を聞いている」と話す。 【築地市場】 日本橋にあった魚市場が関東大震災で焼失し、1935年に築地に移った。広さは東京ドーム五つ分 の約23ヘクタール。青果も取り扱う。水産物の1日平均の取扱量は06年実績で2090トン、 販売金額17億9千万円で世界最大級。しかし、スーパーなど量販店が産地や商社から直接買い付ける 市場外流通の増加に伴い、ピーク時の取扱量2800トン(87年)、販売金額26億円(90年) と比べ、いずれも落ち込んでいる。 ●豊洲新市場予定地(手前) www.asahi.com/national/update/0531/images/TKY200805310223.jpg ●予定地の汚染状況 www.asahi.com/national/update/0531/images/TKY200805310222.jpg (おわり) ◎関連スレ 【再開発/食品】築地市場の移転予定地、基準の4万倍のベンゼン [05/04] news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1209862872/
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