- 167 名前:名刺は切らしておりまして [2007/08/04(土) 21:00:43 ID:wtcutRcj]
- MBSってのは要するに、住宅ローンをいくつかまとめてパッケージにして証券化したものだよ。
MBSを買ったファンドは当然その不動産の抵当権を持ってるわけだ。 MBSにも質のいいものと悪いものがあって、Subprime のMBSは不払いやforeclosureが起こりやすい ので、リスクが高い分利回りもいいわけだ(要するにローンの金利が高いという事)。逆に質のいい物は利回りも低い。 住宅ローンを証券化して売ってしまう事で住宅ローンを貸し出した銀行はローンのリスクを回避できるわけだ(手数料で儲ける)。 逆にリスクを回避できるので、銀行は頭金もなく収入も不安定な、本来住宅を買えるはずのない人にまで金を貸したんだな。それから、 最初の5年間固定金利でその後は変動金利というようなエキゾチックなローンを組んだんだな。これがアメリカの住宅ブームに火をつけた。 ところが、5年前に住宅を買った人が、ここに来て変動金利に変わった事で金利が急にあがり、返済不能になるケースが増えて来たんだな。 それで問題が表面化した。それでも米国経済が順調で失業率も低いのでこの程度ですんでる。もし米国経済が失速して、失業率が増え 返済不能になる人が増えれば、問題は更に拡大する。こんな事は最初から予見できた事で、何年も前から警告してる人はいたんだけどね。
|
|