- 1 名前:依頼@台風0号φ ★ mailto:sage [2009/08/25(火) 00:57:28 ID:???]
- 白川方明日銀総裁は22日の米国ワイオミング州ジャクソンホールでの講演で、今回の危機について
「低金利が継続するとの根拠のない期待は、良好な経済環境のもとでインセンティブのねじれを醸成することに つながった」としたうえで「低金利が継続するとの根拠のない予想を醸成することを通じて、金融政策がバブルを 加速させることは回避しなければならない」と指摘した。 今回の危機が世界的なものに至った要因として白川総裁は「先進国で低金利が長期化するという予想が、 いつでも流動性を確保できるという誤った認識を作り出したが、これが金融面の不均衡拡大に大きな役割を 果たした」などと指摘した。 今回の世界的信用バブルの要因のひとつに「世界的な貯蓄過剰」が挙げられることについては「こうした 議論にやや懐疑的」との見方を示した。同総裁は、バブル現象を理解するうえでは、ネットの資金移動より グロスのそれが「圧倒的に重要」としたうえで「グロスの資金移動は必ずしも、各国・各地域の貯蓄・投資 バランスに対応するものではない」と指摘した。 危機に対応した各国政策当局者の国際的協調については「多くの限界があることも厳然たる事実」と述べた。 各国の金融システム安定化措置は、各国間で必要な調整が十分に図られないまま、あわただしく導入された こともあり「預金者や一般債権者の保護の範囲の相違が生じ、国際的な預金シフトの引き金となった」ことなどを 指摘した。 同総裁は、今回の危機で有担保市場の頑健性を向上させることの重要性が再認識されたとしたうえで、 各国中央銀行は「この点について、民間の自主的な取組みを後押ししていく必要がある」と述べた。さらに 「各国中央銀行自身も、流動性供給、クロスボーダー担保の受入れ、中央銀行の決済システムの稼働時間の 延長を始めとして、さらなる協調を行っていく必要がある」と指摘した。 ▽ソース:ロイター (2009/08/24) jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-11146020090824
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