- 1 名前:きのこ記者φ ★ [2009/08/24(月) 10:20:27 ID:???]
- 非合法な高金利を課して社会問題化した「ヤミ金」が従来より低い金利の「ソフトヤミ金」に姿を変え、
個人事業者や市民生活の間にはびこり始めていることが23日、東京情報大学の調査で明らかになった。 来年6月に完全施行される貸金業法の規制強化で、消費者金融などから融資を断られた顧客の利用が、 不況も重なって増えており、新たなヤミ金問題として浮上してきた。 東京情報大の堂下浩・准教授が資本金2000万円未満、従業員5人以下の全国の零細事業主、 約1200人を対象に、昨年と今年の5月の2回、返済期間6カ月以下のつなぎ資金の調達先をインターネットで調査した。 業種は製造、建設・不動産、小売り、飲食店などが大半を占めた。 今年の借入先上位は、(1)親族・知人(2)消費者金融・クレジットカードと続き、ヤミ金は5位だった。 ただ、利用者は昨年の 5.5%から 7.3%へじわり増加。 半面、消費者金融などは昨年の37.9%から28.5%と9.4ポイントも下落した。 堂下准教授は実際に複数の借り手に面談し、「『ソフトヤミ金』の利用が確実に増え、消費者金融などから移行している」 と分析する。 かつてヤミ金は貸金業の登録をせず、年数百〜数千%もの高金利で暴力的取り立てを行うとして社会問題化した。 刑事罰を強化した「ヤミ金融対策法」が2004年1月に施行されて表面的には鳴りを潜めた。 しかし、代わって増えてきたのが新種の「ソフトヤミ金」。 「暴力的行為はなく金利は年40〜80%前後」(情報調査会社)というが実態は不透明だ。 上限金利29.2%を超えた非合法な業者で、かつてのヤミ金や「規制強化で廃業に追い込まれた業者が衣替えしている」 (都内の貸金業者)とされる。そこに、「融資を受けられなくなった顧客が流れ込み始めた」(業界団体幹部)ようだ。 東京情報大は同時期に、「直近の1年間で消費者金融などから融資を断られた人」の使途別借入先も 全国の約1400の個人、事業者に調査。不況を反映し、生活費の工面で「ソフトヤミ金」利用が増えている。 堂下准教授は「ソフトヤミ金は市民生活にまで広がり、主婦でも気軽に借りられる雰囲気で問題は深刻だ。 多様な資金需要に応じられる金融制度の整備が急務」と警告する。 sankei.jp.msn.com/economy/finance/090824/fnc0908240821000-n1.htm
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