- 772 名前:名刺は切らしておりまして [2019/07/20(土) 14:43:51.19 ID:uFo1wY6z.net]
- これによって何が起こるかについては、今年3月の記事でも書いた。
まず明らかなのは、労働者の手取り賃金が社会保険料の分だけ減ることだが、企業が同額の保険料を負担するので労働者は得するようにみえる。 しかし企業にとっては使用者負担は賃金の一部なので、保険料の分だけ賃金を下げる。 つまり労働者の手取り賃金は、社会保険料(自己負担+使用者負担)の分だけ減るのだ。 年金保険料は老後には厚生年金として支給されるが、日本の年金会計は大幅な赤字なので、現役世代の厚生年金の支給額は保険料より少なくなる。 したがって厚生年金の拡大によって、非正社員の生涯所得は確実に減る。 企業の負担も増えるので、彼らが反対するのは当然だ。 それは労使ともに現役世代の負担を増やし、老人の食い逃げする年金の原資になるのである。
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