特に留学生が増えたのはベトナムだ。日本学生支援機構によると、語学学校を含むベトナム人留学生は2016年5月までの6年間に12倍超に増え、約5万4000人に達した。留学生全体の4分の1に当たり、41%で首位の中国に次いで多い。 経済成長が続く東南アジアでは、巨大な中間層の厚みが増していることに加え、インフラへの巨額需要が見込まれ、日中両国は経済的な関与を強めようとしている。政治的緊張や経済の停滞で中国の存在感が低下する中、日本は近年、投資を増やしてきた。一方、中国も主導する国際開発金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)や「一帯一路」構想を通じ経済関係を強化しようとしてきた。 最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE