- 636 名前:ツール・ド・名無しさん mailto:sage [2010/08/24(火) 22:57:52 ID:???]
- 秩父 - 百濟觀音 (?)
2010/08/24 (Tue) 22:42:29 どうして秩父がでてくるのか? という問いに対しては、私が当時登山に明け暮れていたことと、 当時の職場から交通費全額支給されていたからです。 東京から引っ越すことにあたっては、何のためらいもありませんでした。 携帯の電波が飛びかい、息苦しかったからです。情報はインターネットで。 それに私の住んでいたアパートの周りでなぜか工事が繰り返され、 重機の騒音で悩まされ、 気がついてみるとそのアパートの隣に大きな空き地ができて新興住宅地が造成されることになったからです。 家賃は月6万でした。 約10年、学生の時から住み続けていたのでリゾート地に物件が買えるぐらいのお金を貢いでしまったわけです。 秩父で最初に住むことになったのは3階立てのコーポ。正確にいえば秩父郡横瀬町です。 正面に武甲山が望める快適な環境でした。夜になると甘い香りのする空気が漂い、 山の方に進むと延命水という湧き水があってそれで焼酎を割って飲むとほんのりとした感じが舌に残り 言葉ではちょっと表現しづらいおいしさでした。 秩父最後の月の少し前、同じく横瀬町のかわせみ会館で、小山実稚恵さんのリサイタルを、 自由席2,000円という信じられない安さのチケットで楽しませてもらったのも忘れられません。 曲目は、シューマンの歌曲のリスト編曲と謝肉祭、リストの愛の夢、ショパンのバラード2曲に遺作のノクターン、 そしてアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。 恥じらいながらアンコールの曲名を自ら告げて、スクリアビンの左手のためのノクターンなど演奏するとは凄いです。 いい思い出でした。
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