- 76 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [04/11/04 00:35:38 ID:SvUj4nDx]
- 特にすることもなく、ひとりでドアーズを聴きながら缶ビールを3本ばかり空けた。
4本目のプルタブを引き、ジム・モリソンがジ・エンドを歌っているところで緑が帰ってきた。 試合はどうだったのかを聞くと緑は黙ったまま俯いた。 そして、雨に打たれた猿のような表情で彼女は言った。 「第7戦、負けたわ。また石井貴にやられたの。」 僕は別に驚かなかった。中日の選手は過剰に期待されると力を出し切れないところがあったからだ。 「信じられる?彼はシーズン1勝の投手なのよ。50年ぶりの日本一だったのに。」 「またエラーでもやらかしたのかい?」と僕はたずねてみた。 「私は名古屋ドームまで行って腕がもぎとれるくらいメガホンを叩いて中日を応援したのよ。 矢場とんでみそかつも食べてきた。なのに完敗。 それでね、何度も何度考えたの。 俺流が間違ってて金村が正しいのかもしれないってね。」 彼女はそう言うと軽く笑って、しばらく憂鬱そうに目の縁を押さえた。 「ねぇ、ワタナベくん。なんで名古屋がこんなにみじめな思いをしなきゃいけないの?」と緑は言った。 「タモリが悪いんだよ」短く僕は答えた。 「ふざけないで。私の気持ちがおさまるようなこと何か言ってよ」と緑は少し興奮して言った。 「たとえばどんなこと?」 「名古屋のいいところあげてよ。」 「パスポートなくてもはいれるとか、コアラがいるとか、とにかくこれからのパフォマーは 名古屋が主役だよ。」 「つボイノリオはやめて! !」と緑がどなった。
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