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横浜ベイは白いワンピースを着た色白で病弱な美少女4



970 名前:代打名無し@実況は野球ch板で mailto:sage [2009/04/11(土) 06:24:35 ID:mfFDjyVX0]
―およそ一年前―
竜美「いきなり押しかけてきて『話がある』だなんて、随分無礼なことをするわね?石井君」
石井「……君や兎子さんや虎吉くんの星菜さんへの仕打ちはなんだ!あんまりじゃないか!」
竜美「何を言い出すかと思えばそんな事?あのへちゃむくれにはお似合いの扱いじゃない」
石井「そんな!彼女をなんだと思っているんだ!」
竜美「あなた、妙にアイツの肩を持つわね。」
石井「……」

竜美「そういえば、あなた昔はアイツの家の近所に住んでたのよね。まさかそれで……」
石井「ああその通りだ!小さな頃から彼女は僕の憧れの人だった!その彼女があんな酷い目にあっているんだ!
 .   どうにかしてあげたいと思うのは人として当然のことだろう!何が悪い!」
竜美「悪いけど、この世界はあなたが思うより遥かに非情なの。あんなノロマな子は、ああなるのが運命なのよ。
  .  納得した?まぁ納得できなくてもいいわ。ジャマだからサッサと下がりなさい」


―その数日後―
石井「何か御用ですか?」
竜美「結論から言いましょう。あなたのような軟弱者は我が学園に必要ありません。よって、あなたは交換生徒として横浜へ行って貰います」
石井「……そ、それって」
竜美「何を勘違いしているの?あなたが不要だってだけの話よ。ま、精々憧れの彼女を守る最後の砦にでも何でもなるといいわ。
  .  もっとも、あなた程度じゃ粘土細工の砦ぐらいにしかならないでしょうけど」
石井「……」
竜美「何よ、目に涙なんか浮かべちゃって辛気臭い。部屋がジメついちゃうからサッサと荷物まとめて出てってよね」

 深々と頭を下げて部屋から出て行こうとする石井。
 彼がドアノブに手をかけると…

竜美「いっとくけど、敵に回ればお互い一切容赦はナシよ」

 突然の声に石井が頭を上げると、そこには不敵な笑みを浮かべる竜美が居た。
 そんな彼女に、石井は射し込む朝日のような眩しい笑顔を返すのだった。






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