- 2 名前:名無しの心子知らず mailto:sage [2011/03/09(水) 04:58:58.12 ID:IZPc1vG1]
- 初診時およびインスリン抵抗性の高まる妊娠中期に随時血糖値検査を行い、
100mg/dl以上の陽性者に対してOGTTを施行する。 妊娠中に発見される耐糖能異常には、 1. 妊娠糖尿病 2. 明らかな糖尿病 の2つがあり次の診断基準により診断する。 (2010年5月改定) 【.妊娠糖尿病】 75gOGTTにおいて次の基準の1点以上を満たした場合に診断する。 妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病にいたっていない糖代謝異常である。 あきらかな糖尿病は含めない。 @空腹時血糖値 ≧92mg/dL(5.1mmol/l) A1時間値 ≧180mg/dL(10.0mmol/l) B2時間値 ≧153mg/dL(8.5mmol/l) 【.あきらかな糖尿病】 以下のいずれかを満たした場合に診断する。 @空腹時血糖値≧126mg/dL AHbA1C≧6.1%(DCCT standardized≧6.5%) B随時血糖値>200mg/dL *随時血糖値>200mg/dLの時は、空腹時血糖かHbA1Cで確認 C糖尿病網膜症が存在する場合 妊娠中の75gOGTT 2時間血糖値≧200mg/dLの場合は、 あきらかな糖尿病診断基準項目@-Cについて検討し、あきらかな糖尿病かどうか判定する。 特にHbA1C6.1%以下で75gOGTT2時間値≧200mg/dLの場合は、 明らかな糖尿病とは判定し難いので、High risk GDMとし、妊娠中は糖尿病に準じた管理を行い、 出産後は糖尿病に移行する可能性が高いので厳重なフォローアップが必要である。
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