- 275 名前:名無しの心子知らず mailto:sage [2009/02/28(土) 16:10:10 ID:8sSBCY6m]
- 「そのカード、まさかそのまま持って帰ろうとしてないですよね?^^」
笑顔で問い詰める私。 「なんの事?カードなら返したじゃない!」としらばっくれる母親。 「申し訳ないけれど、私はずっとあなたを警戒して見ていました。 コートの左のポケットに入れたの、見てたんですよ?」 と更に問い詰めた。 「なんなの?私を泥棒扱いするわけ?どこに証拠があるのよ! もし無かったらアンタを刑務所にぶち込んでやるわよ!?」 と声を荒立てた母親。 大声に気づいた店員が何事かとやって来た。 甥っ子も私たちの所に寄って来た。 店員に「実は…」と説明をする。 甥っ子も「ピッコロさんのカード返してよー」と言っている。 母親は観念してカードを出した。手裏剣のようにシュパッと投げて、ダッシュで逃げようとした。 店員「ちょっとお客様ー!」と追いかける。 私はこの子供どうすんだよ、と呆れてしまった。 甥っ子は単純だから 「君のお母さんが僕のカードを盗もうとしたんだよっ?」 と言ってしまった。 男の子は迷子センターに連れて行かれ、店内放送でしばらく呼びかけていたが 私たちが買い物を続けた2時間、母親はとうとう現れなかったようだ。
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