- 82 名前:ゼッケン774さん@ラストコール [2007/08/06(月) 21:38:00 ]
- 三河の中学校で陸上部の監督をしているものです。
豊川工業の監督もよく知っていますし、他の学校の監督も練習も見させてもらっています。 上の発言を聞いて、工業の実情をもっと知ってほしいなと思いました。 選手の多くは、三河地区から集めています。全国区で活躍できないのは、正直に言えば限界ぎりぎりまで伸ばしているからです。某高校のように全県から、はたまた海外から集めた選手とは違うからです。 練習内容も、実に考えられています。監督が自ら東京に出向き、大学などで科学的な練習を取り入れています。それを噛み砕き、分かりやすくアレンジしています。 選手の将来も見据えて、決して無理はさせていません。 また、地域の中学校をはじめ、いたるところで、陸上界の発展のための活動をしています。中学生に練習内容を教えることはもちろん、大会運営やボランティア的なことまでしています。 なにより素晴らしいのは、選手を精神的に成長させることです。厳しいからその反発で駄目になるというのは、ごく小さな視点の話であって、その厳しさから多くの者が大切なことを学び、地域の企業などで活躍しています。 たとえ大学で崩れたものでも、大人になってからその失敗に気づき、その後社会に出てから頑張っているという話も聞きます。 監督の言葉で、一番印象的だったのが 「私達は、陸上で早く走れる人間を育てているのではないのです。陸上を通じて人間性を育てているのです。高校の監督は、企業の監督とは違い、教育者であるべきだと思うのです。」 というものです。 たくさん文句もあるでしょうが、監督は記録だけにこだわった人ではないことは覚えておいてほしいです。
|
|