- 490 名前:地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 mailto:sage [2010/04/14(水) 01:11:42 ID:r9DfUUe7]
- >>483
なんせ積荷が6万トン強あるわけで、2海里くらいは惰性で進んでおかしくはないのですが、どういう 操船をしたのか?の方が興味があります。普通、こういう海域を抜ける場合、最低一人は船橋で音響 測深儀(魚探です。)を監視、水深が急激に浅くなった場合、後進か転舵をするわけです。もっとも 普通は間に合いませんがね。 乗船が座礁した経験から言いますと、座礁が起きるのは乗員が想定していない場合が多い。つまり位置 の誤認に気付いていない、って事です。しかし、航海速力で座礁だと、中の人は結構大変だと思うけど なぁ・・・気づいてないと・・・ ちなみに私が経験した座礁は、ガラパゴス諸島サンタ・クルズ島プエルト・アヨラ港入口付近です。 他船の抗議で錨泊位置を変更しようとして、位置を誤認、港入り口左側に広がる岩礁地帯に突っ込んで 右舷側船底が座礁、船は35度ほど左舷に傾斜、客船なんで全乗客と緊急対処要員以外は退船命令、 っつー状態。速度は微速(約3ノット前後)でしたが、座礁した時にはベッドから転げ落ちました。 速力10ノットとしても、時速約18Km。自転車が正面から壁にぶつかるのと同じようなものになります から、船内で立ってたら怪我するかも知れない。 想像ですが、けが人が無いところから、座礁時の速度はかなり低かった、つまり後進や転舵を行って いたんじゃないかと思います。その後自力離礁しようとして、ドツボにハマった。浅い海域ってのは 普通に走っていたら判りませんが、止まったらた〜〜いへん。風と潮が複雑で、たいがいはドツボです。 此のクラスの船だと、静止状態から舵が効くまでに5分や10分はザラに掛かります。
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