- 632 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2009/12/14(月) 17:30:21 ID:Jt/jaVzi]
- 「というわけで」
何がというわけでなのか知らないが、花梨はそこで再度、仕切り直した。 「私とデートして、たかちゃん」 「脅迫されているようにしか聞こえないんだが……」 「何か文句……じゃなくて、何か質問はある?」 「ありません……」 「やった〜♪」 それじゃあ今日の放課後、たかちゃんの家で待ち合わせね――と、花梨はまとめた。 デートの約束を取り付けるのに脅迫まがい(というか脅迫そのもの)である辺りが花梨だったが、 勿論、俺の立場として、花梨とデートできることが、嬉しくないわけでもない。 しかも、時間にして夜からのデートというのが、なかなかどうして意味深長だ。 どこに行くか、何をするのか、どういうプランニングなのかは私に任せておいて、と花梨は言った。 取り立てて追及するような場面でもないと思ったので、そこはそれ、お楽しみということにしておいて、 心なしか意気揚々とする俺だった。 to be continued....
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