- 886 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2008/05/15(木) 22:57:51 ID:2RhXykIw]
- M4 「砲戦しようぜ。」
チハ 「いやっ」 M4 「いいじゃねえか。その鉢巻アンテナを見てると、たまらねえんだ」 チハ 「だめ! 絶対に」 チハは強く拒んだ。砲身をピーンと張っていっぱいに砲塔をそむけた。 M4は75mm砲を突きだし、右へ左へ逃げまどうチハを追いつめてゆく。 チハ 「ね、ねえ。やめてちょうだい」 M4 「へへへ。好きなんだよ。どうしても砲戦してえんだよ。なあ」 M4はニヤつきながらさらに執拗に迫った。 チハ「許して……ほんとに」 息も切れぎれに訴えるその仕種の艶っぽさにM4の胸は激しく疼いた。ただの中戦車ではないのだ。 なにしろチハは、同世代の鈍重なマチルダに較べ清楚で高貴さに満ちていた。 M4 「なあ、ちょっとでいいんだ。砲戦させてくれよ。」 M4がねちっこく迫る。狙いをピタリとつけられ、動きを封じられた。 チハの細面の美貌が、恐怖に歪んだ。 チハ「いやぁっ。撃たないで……」 その声は自分でも情けないほど弱々しい。 (だめよ。絶対に拒むのよ。負けちゃだめ。ああ、突き放すのよ) だがそんな仕種がM4をいっそう痺れさせるのだ
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