- 54 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2008/01/09(水) 17:38:08 ID:qvMd24Hs]
- 蜘蛛が大嫌いだった。ある時、部屋でとっ捕まえたハエトリを殺すかどうするか迷ってた時に部屋にシバンムシが大量発生!
捕まえて蜘蛛のケースに放り込んだら食らい付いて美味そうに食べる食べる(ここ突っ込まない) 『ほほう、こうやって虫を捕ってるのか・・・』 それから毎日餌になる虫を捕りに行く俺がいた。蟻から蛾までなんでも喰うから面白い。 ある晩、俺が寝ようとしていると奴がモゾモゾ動いている。なにやってんだ?と覗くとケツを巧みにくねらせて糸で布団を作っていた。 『ほう、俺と一緒に寝ようとしてるのか、キサマは。可愛い奴だ』 そう言いながらケースを小突くと奴は俺をクリクリした目で俺を見つめ、布団に潜って寝た。 秋も深まると奴はあまり動かなくなった。餌も喰わないし、ケースの壁から落下してしまう事も増えた。 『お前、もう死んじまうのか?そっか、虫だもんな・・・。』 俺は奴をケースから出してやった。奴はゆっくり歩き、小さくピョンピョン跳ねながら俺の手に乗ってきた。 『俺が怖くないのか?』 奴は俺の手のひらの上で小さくなり動かなくなった。俺の目から涙がこぼれた。
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